−Parfum 宮殿−

別名『泉の宮殿』と呼ばれている
アルバ
退室
(神殿内を散策すると、今度は緑豊かな宮殿内を散策。そうして宮殿内の雰囲気を満喫し一度大きく深呼吸をして。日中は体質上出歩けないが、夜の宮殿というのもなかなか良いものだとまた近いうちに来ようと1人決めて。のんびりとした時間に区切りをつけ、宮殿を後にして…。)
アルバ
……綺麗な場所…。
(天井を見つめてから、今度は辺りをぐるりと見渡しひっそりと建てられた神殿を確認して。帝都はヴィント=タールとは違い緑豊かな場所であり建築様式も全く違う。己の住まう場所との景観の違いにうっとりと見惚れながら、今度は神殿のある方向へと歩み始め。)
アルバ
入室
(少しばかりの肌寒さ。けれど春の夜は冬に比べて格段に温かく、自らの純白のシスター服にも似た正装を纏い宮殿内へと足を踏み入れて。ミドルブーツのローヒールを控えめに鳴らしながら、ゆっくりとした足取りで宮殿内の中腹までやってくると天井を見上げて。)
夕月
退室
ーーああ、思ったより早う見つかってしまいました。…ほな、行きましょか。(どのくらいそうしていただろうか。不意に「子爵!」と声が掛かって振り返れば部下の姿を捉え、悪戯がバレた子供のように悪戯っぽく笑い。実際はまだ時間に余裕はあるのだが、これから共に警邏することになっている部下に今出会ったのも縁、緩やかに踵を返せば連れ立って歩み出し。この後は催しが無事に終了するその時まで、桜の下で不届き者に目を光らせることになるだろう)
夕月
なあんも持ってへんのだけ残念やけど…しゃあおへん。(折角持ち込みが許可された時期だというのに何の持ち合わせも無いことを悔いる最中は眉を下げ尾も垂れ下がり、それでも直ぐに表情を戻して視線を少し遠くへ移せば樹の下に荷物を広げて楽しむ帝都の民たちを視界に収めて柔く笑み)…でも、楽しんでくれたはるみたいやし。それで十分やわ。
夕月
入室
(多くの人が木々を見上げる中で視線を下に、湖面に揺らめく桜を瞳に映しながら何をするでもなくのんびりとした時を過ごしている影がひとつ。その身に纏うのは青を基調に振袖や袴のデザインを取り入れた子爵の正装ではあるが、雰囲気はすっかり一般人のそれであることからプライベートな時間であるのが窺えるだろうか。ゆったりと機嫌良く揺れる白の一尾もまた公務中とは言い難い様子を助長して)…これもまた、よろしおすなぁ。