3年教室

▼過去ログ324
2020/2/15 23:51

★久万川 景太
(恋人の見上げる眼差しは真摯なもので、その思いに応えようと如何なる言葉が降ろうとも受け止める心算でその場で傾聴するも恋人の言葉は良い意味で予想を裏切る形となって鼓膜に響き。軈て深々と改めて紡がれる告白の一部始終に目を瞠り、二度目の告白の言葉にじわりと体温が上がっていくのを感じて、今度は想いを伝う恋人と視線が鉢合うと照れ臭さから思わず顔を下向きにしてしまい、音も無く短く呼吸を整えてからやっと徐に顔を正面に戻す事ができて。いつからか憧れが恋愛感情へと変わり自覚するまでの経緯を知り、平然としてはいられず驚きに言葉を噤んでしまった時間を取り戻すように目元に朱を乗せつつ漸く口を開いて想いを伝えようか)……ビックリした…。まさか、また千歳に告白されると思ってなかったから。………うん…。ありがとう。こんな言葉じゃ足りないけど。そんな風に俺を見ていてくれて。…俺はそんな胸を張って言える程の事を千歳にしてやれたとは思ってねぇけど、そう言って貰うと…やっぱ嬉しいし、先輩らしいこと出来てたんだと思えば…自分が今、誇らしい(正直な想いを言葉にしていけば気持ちは次第に穏やかな落ち着きを取り戻し始め、胸に宿る大切な温かなものを吐露するたびに表情は綻び広げた右手を恋人へ差し出し、恋人の掌が重ねられることを望んで)…ずっと俺の側に居て欲しい。千歳が嫌だって言っても、俺は千歳を手放す気ないから。俺が千歳を幸せにしたいって思ってる。……バレンタインのチョコ、二つも?両方とも千歳の手作り?……愛を感じる。しかもデカくて深い愛。…ありがとう。もちろん貰う。誰にもやんねぇ。じゃ…次は俺の話も聞く…?
2/15 23:51

★佐江嶋 千歳
…………、…俺さ、景太先輩のことは奈良旅行の時から一人の先輩として一番尊敬してたし、先輩の中では多分一番憧れの存在だった。後輩の俺のこと前向きに引っ張ってくれて笑顔にしてくれて、俺には無い明るさに惹かれてたのは本当。でも、過去の恋バナした時に俺の話を面倒くさがらずに聞いてくれて励ましてくれてさ。優しく包み込んでくれた。ただの後輩にどこまでお人好しなんだよって心の中ではツッコみまくってたけど。多分、その時から先輩のこと好きになったんだと思う。…俺、景太先輩のことが好きです。懐が深いところも子供みたいに笑った顔も優しく笑った顔も弱音吐くところも全部。こんな俺だけど。良ければ俺と付き合ってください。…ちなみにこれ、人生で初めて作った世界に一つしかない本命チョコ。貰うのも貰わないのも先輩の自由。…付き合ってくださいって伝えるだけでこんなに恥ずかしい気持ちになるのな。ヤバイ。照れて顔熱いし……どんな顔したらいいのかわかんねぇ。

【茶色い手提げ紙袋の中身:アイボリーがかったホワイトサテンのリボンがやや不格好な形で十字掛けに結ばれ、仕切りがある蓋付きの黒いトリュフケース。蓋を開けると上に茶色いグラシン紙が掛かっており、その下には六種類の生チョコレートトリュフ。トリュフチョコの種類はホワイトチョコレートでライン状にコーディングされた物、ラム酒入りで表面にココアパウダーがまぶされた物、中にドライアプリコットが入っていて表面に白い粉砂糖がまぶされた物、抹茶パウダーがまぶされた物、スイートチョコレートでコーディングされたラズベリーガナッシュ入りの物、ストロベリーチョコレートでコーディングされた物。全て一口サイズのトリュフ。

白い手提げ紙袋の中身:掌サイズの焼き色が付いた丸いチーズタルトが三つ。サクサクのタルト生地に甘過ぎずさっぱりとしたクリームチーズの味。透明の袋に英字入りの茶色いマスキングテープで封が閉じられて個別包装されている。

添えてある白いメッセージカードには手書きの丁寧な丸文字で「ハッピーバレンタイン。出会った時から優しい笑顔でリードしてくれて、俺のことを温かく受け止めてくれる景太が好き。これから先もずっとよろしく。千歳」と書かれている。】
2/15 22:33

★佐江嶋 千歳
ここ?こんな真ん中じゃ居眠りしたら直ぐに先生にバレそうじゃね?後で座らせて(示された恋人の机を人差し指でトントンと軽く叩いて興味深そうに視線を落とすも教卓からは位置的に授業中に寝たら見えてしまうのではないかと悪戯っぽく笑って話が終わった後に座りたいと希望し。制服の我儘も己のどんな要望にも寛容に応えて受け止めてくれる恋人の人となりを改めて思い知らされて、悪い意味ではなく胸がギュッと心地良く締め付けられるのを感じれば双眸を細めて何ともいえない面持ちに変わるも口許には嬉しさが滲んだ笑みが浮かんでおり。然し緊張は未だに胸に携えたまま暫し口を噤んだ後、意を決したように唇を開いて出た言葉は去年のこと。そこからは一切ふざけることもなく視線を一切逸らさず茶色い真っ直ぐな瞳を向けて発する言葉一音一音に心を籠めて大切にゆっくり紡ぎ、懐かしい気持ちを胸に偽りのない言葉の数々を照れ笑いを交えながら穏やかな声で全て捧げて。そして机の上に置いた小ぶりな紙袋二つを両手に取って恋人にゆっくりとした動作で差し出すと改めて伝えるは定型的ともいえる告白の言葉。バレンタインということもあり、また去年は告白の練習台という恋人に甘えて流れるがままに勢いで告白してしまったことが胸に残っていたのかどうしても改めて告白を伝えたい気持ちがあったようで。既に両想いなのにも拘らず、恰も片想いをしていた時のように鼓動の速さは増すばかりで真っ赤になった顔を隠すよう頭を下げてはギュッと強く瞳を閉じて二つの紙袋を差し出した状態で恋人の反応を待ち。頭を下げながら手作りだということを明かせば余計に恥ずかしさが増して尚更顔を上げられず)→
2/15 22:32

★久万川 景太
それならいいけど。因みに、その机が俺の席。…座る?(小雨に降られた程度で済んだと分かれば小さく頷いて毛先と頬に粒となって滴る雫をハンカチで拭ってからポケットの中に仕舞い込み、目の前にある座席こそが己の今の席と告げて恋人が座るも、そのままでいるも判断を任せて傾聴し、気恥ずかしそうに視線を逸して大人しく拭われていた先の仕草にも敢えて多くは語らずとも胸に込み上げて来る愛おしさは増す一方で。目聡く机の上に置かれた紙袋にも視線遣っては嬉しさを隠すことなく期待に満ちた眼差しを恋人の瞳に注ぐ最中、制服姿を指定された時点で思惑には気づいていたものの自身もまた恋人と同様に見る機会に恵まれなかった制服姿には三年の教室というシチュエーションも相俟って心躍らせているのは事実。久々に感じる恋人の先輩呼びにも表情柔らかく綻ばせ、緊張が見て取れる恋人を見つめ返す眼は例えどんな話であろうとも拒まず受け容れる覚悟を決めている事から落ち着きを保って見つめ返し一つ頷いて言葉を待ち)そうだろうとは思ってた。けど、俺も千歳の制服姿はまた見たいと思ってたから。…ん、いいよ。聞かせて。
2/15 21:17

★佐江嶋 千歳
大丈夫。小雨だったし、そんなに濡れてないから。でもありがとう(此方を振り向く恋人と視線が重なると自ずと目許は和らぎ、恋人の後ろの席の机に紙袋を置いて触れる温かい手を拒まずに受け入れて目を伏せながら大人しく拭われるのを待ち。拭ってくれた愛しい手が離れ行くのを名残惜しそうに視線で追っていた先、今度は上から下まで眺めるような恋人の視線に気付いて繁繁と見詰める恋人に照れが生じて気恥ずかしさに堪らず外方を向いてしまい。耳を赤くしつつ今は照れ臭さで視線を恋人と合わせることはなかれど思い出話を徐に語り始め)そう。学校で景太と初めて会った時も俺は制服だったけど景太は私服だったし。何気に学校で制服姿で会ったことなかったから。…景太の制服姿が見たかったっていう下心で今日は制服指定で呼んだ。…それより。景太センパイに今日は伝えたいことあるんですけど。聞いてくれる?(逸らしていた視線を漸く戻して恋人と瞳が交わることが叶えば態と以前の呼び名で恋人の名を紡ぎ、心に宿る緊張から唇をギュッと引き結んだ真剣な表情で恋人の顔を見詰め)
2/15 20:40

★久万川 景太
(緩やかな雨が窓硝子を濡らすたび、教室と寮までの距離は僅かながら辿り着くまでに雨に濡れてはいまいかと思案するも傘を持参していた訳でもなければ傘を貸してあげる事も出来ないなと垂れる雨粒を見つめて溜め息を零していた刹那。躊躇なく扉を開く音に続いて恋人の戯れる明るい声が聴こえると窓硝子に背中を向けて振り向き、口角を引いた表情には耳に馴染んだ恋人の声に安堵し、逢えた喜びに笑みを咲かせて距離を縮める恋人の雨に降られた髪に気付くと片手を濡れた髪の毛先に伸ばして触れる事は出来るか。叶うならば、その手でポケットの中に入れていた未使用のハンカチで雫を拭おうと動き、それが叶わぬ時には髪から離れた手は頬に向かって恋人の肌に触れようとして。愛おしげにまじまじと見つめる眼差しは濡れ髪から茶色の瞳、頬、そして中々見掛けることの無かった制服姿に眼は動いて行って)そんなに待ってない。…千歳…髪、濡れてる。雨に降られたか。…妙に新鮮に感じるな、お互い制服姿だと。
2/15 20:00

★佐江嶋 千歳
(髪型は柑橘系の香りがするワックスで緩く癖付け、第二釦まで開けたシャツに緩く締めた学年カラーのネクタイ、ズボンは穿き崩すことなく普通に穿いて上には指定のブレザー、更にその上に黒のPコートをブレザー共に前釦を全て開けた状態で羽織り、左手首には大切なグレーのベルトの腕時計を付けた装い。二つの紙袋を片手に寮と学院は目と鼻の先故に傘もささず、雨脚が強くなる前にと走って校門を潜り学院内へ。休日で殆ど誰も居ない薄暗い廊下を月灯りを頼りに早くも遅くもない歩調で待ち合わせ場所を目指して進み、先日会ったばかりだというのに愛しい恋人に会えることが楽しみでならず、一番端にある教室に近付くにつれて鼓動が速くなるのを感じて逸る気持ちを抑えるように深呼吸を繰り返して。そうしているうちに恋人の教室手前に辿り着き、電気の光が点いていないことから自分が先に着いたのだろうかと判断。足音を立てて何の躊躇も無く室内へ入ると暗い室内に恋人の姿があり、驚きに目を見開いては壁にあるスイッチで断りも入れずに室内に電気を灯して、戯言と共に恋人と二歩ほど距離を取った位置まで歩み寄り、雨により濡れた髪の毛を手櫛で乱雑に整えながら待たせたことを眉尻を下げた顔で詫びて)……っ、こら、久万川。電気も点けずに何してるんだ。なんてな。まさかいると思わなかったからビビったわ。てか待たせた。悪い。>入室
2/15 19:26


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