屋上

▼過去ログ1280
2010/7/28 1:51

★一宮尚久
弓持つ訳じゃないなら良いと思うけど。…想像したら袴似合ってたよ。来年も行こうね、花火。再来年も、その次もだよ。(つい口に出してから、恋人にも指摘された未来の願望を描きたがる癖に気付き、弛みかけていた唇を意図的に噛んで。頼れないという言葉に思わず否定しようと顔を上げてしまえば、見たことのない表情に手遊びを止めてただ両手で強く缶を握り)疑ってる、っていうより、分からないんだよ。俺はエスパーじゃないから。でも何となく、側にいるときは素直に胸に落ちるかな。…それが離れてる間に抜け落ちていくだけで。(最後の一言に後頭部を殴られたような衝撃を感じ、目を見開いて相手を見上げ。しゃがんで丸くなった体勢ではまるですがるような視線にも取れるも、本人は気にする余裕もないのか、噛み締めていた唇を解き)ねぇ先生…いや、春樹?そんな目で俺を見ないでよ。いつもみたいに暖かく笑ったり、照れたり、可愛い仕種しててよ…。俺ね、1日中ずっと考えてて3つだけ…先の俺じゃなく今の俺が、3つだけ誓えるって思った。幸せにするとか大口叩いといて、それくらいしか無いのかって思われたらって…言えなかった。誰になんて言われようと、怖いものは怖いよ。春樹に失望されたり、拒絶されたり、そこまで行かなくても、今があんまりにも幸せで…今が一番上で、一歩でも何処かに踏み出したら、そこはもう一番上じゃない気がして。(爪先が白くなるほど缶を握り締めたまま、顔は相手に向けているも、視線は時折泳ぎ出し、何とか恋人の胸元まで引き戻すもまた泳ぎ出すのを幾度も繰り返し)
7/28 1:51

★九桜春樹
ごもっとも。…うーん、興味半分で弓道をしていない俺がユニフォームでもある袴を着るんはな…まっ、想像で補っとく。一宮君もよう似合うてたよ(恋人の緩んだ気配を肌で感じつつ、このような時間帯だというのに未だちらほらと見える町の明かりに目を僅かに細めて)嫌だな、謝らんでくれよ。…そら正直ショックは大きいけど…尚久の素直な気持ちなら、俺はそれを受け入れんといかんから…違うな、受け入れてあげたいから、な。俺がこんなんだから、頼れんのも分かるけど…――なんて、こんな言葉も嘘”だなんて疑うかい?(相手の気持ちに静かに相づちを打ちつつ、膝に手を当てながら立ち上がってはフェンスに手をかけて空を仰ぎ見て。相手からは見えているだろうか、初めて見せる自嘲染みた笑みを口の端に浮かべながらかぶりを振って)ゆっくり、って言ったのは俺だったな…ごめん。でもこれだけ言わせてくれ。俺の気持ちを疑うな、…尚久が好きっていう気持ちは俺のもんだ。たとえ尚久であろうと、それを否定したり疑うもんなら…俺はそれを許せる自信がないからな(空から相手へと視線を落とし、反らすことなく真っ直ぐと見定めながら半ば突っぱねるように口にして)
7/28 1:21

★一宮尚久
東洋人に東洋人誉められてもなぁ。じゃあ先生も着る?確かに、先生の浴衣は似合ってた。(10日と経っていない恋人の浴衣姿をどこか懐かしげに目を細めて思い浮かべつつ、珈琲を口にすると固かった表情をほんの少し弛めて)目…か。じゃあ俺も見なきゃ。…こっちこそ、ごめん。俺も言いたいことは沢山あって、1日中考えてたんだけど、結局何て返したらいいか分からなかった。長い文章は何回も書いたけど…結局、送れなくて。(互いに目を合わせようとしないまま、恋人といて感じたことのない奇妙な居心地の悪さに意味もなく缶を両手に往復させる手遊びをして)
7/28 1:03

★九桜春樹
まぁ、確かにそうだけど…見た目やなくてさ、東洋人ってやっぱり西洋人にはない色があるよな(隣にしゃがむ相手を見守った後、ビニール袋に空になった缶を押しこんで。花壇を見ながら相手の話に耳を傾けていたが、最後にこぼれた安堵の声に顔を上げて)緑が好きなんよね、ほら…目にも優しいしさ。…ん?ああ、なんか変なこと沢山書いてごめんな(相手から視線外し、屋上から見える町並みを見つめながら小さく謝罪して)
7/28 0:43

★一宮尚久
俺、あんまり日本男児ってイメージじゃないと思うけど…?いかにも日本男児って感じの人なら他に…(相手の示す隣に立って、ほぼ毎日袖を通す胴着を改めて眺めて首を捻ると、裾を摘まみ上げつつ床に付かないようにしゃがみ)先生は植物も好きだよね、部屋も観葉植物いっぱいでさ。…――なんか、安心した。先生が普通で。(コンビニの袋を床に置いて、中から缶コーヒーを取り出すとプルタブを起こし、視線は行き場を求めて植物が並ぶプランターに下ろしつつも、心底安心したように呟き)
7/28 0:25


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