屋上

▼過去ログ2008
2015/7/30 0:19

★綾瀬裕夢
(手の届かぬ刻長く過ごし続け想い馳せ続けた存在が自身の眼前在る唐突の幸せに未だ意識辿り着かずも弛む目許其の侭此方近付く彼真っ直ぐと見詰め、告げられた長らく望んでいた常套句が淡く耳擽れば頬触れる手の甲へ己の平添え軽く其れ握って)莉人君だァ…――、ずっと会いたかったよ。ずっと、本当にずっと。だから嬉しい。
7/30 0:19

★橘 莉人
(平時であれば学院内で人を見るやとりあえず声をかける性分であるが、さすがに久方ぶりではそれも憚られたか大人しく歩み進めて居たが、こちらの存在を確認した相手からの声に瞬時に表情明るくさせ大股で歩み寄り)んん?その声、裕夢か!どれどれ、良く顔見せ…って、おいおい。…ただいま。(喜びのあまり声が幾らか揺れている事にも気付かず、ほぼ至近距離まで間合いを詰め相手の顔覗き込むと何か堪えるような表情に眉尻下げ柔らかく笑み、思わず頬を摘もののその指にはあまり力は込めずに)
7/29 23:54

★綾瀬裕夢
(時折流れ往く夜風故乱れた前髪其の侭に暫く遠く眺め続けていれば不意と背後より響く金属音故振り返る先在るだろう存在認識しようと僅か双眸細め、然し闇夜に紛れた姿確りと瞳の中映す事叶わぬと悟れば身体ごと其方向け微々首傾げる動作。刹那漸くと月明かりに照らされた彼が自身の中とても大切な存在で有ると共に久方振りの再会と成る事で弛む表情と涙腺に何処か困り顔を晒し、震え帯びそうに成る声音抑え乍ら直接告げたかった言葉紡ぎ出して)――…お帰りなさい、莉人君。
7/29 23:43

★橘 莉人
(数カ月ぶりに訪れる学院へ書類を提出に来たものの時刻はかなり遅く、警備員と言葉を交わした後暑さを逃れるように屋上へと。階数と共に上がる室内温度に軽く眉根寄せるも重い鉄扉を開けると涼しい風が洗いざらした淡い緑のTシャツを揺らし、生成りのハーフパンツから伸びた脚にも心地よい風を送り。目にかかる前髪を軽く指で抑えると闇夜に浮かぶ夜景にうっすらと人影を確認。後ろ手で扉閉めつつゆったりとした足取りで己も涼を求めてフェンスへと歩みを進め)>入室
7/29 23:31

★綾瀬裕夢
(静寂広がる自室にて洋書読み進めているも不意と遮られ直接見る事の叶わぬ夜空に意識が向き其処から逃れられないと立ち上がる後本を置き玄関口へ、オフホワイトの半袖カットソーに紺地の上側面に細い二本の橙が走るジャージ纏った姿にて訪れるは人気の無い屋上。重い扉を開けた途端吹き抜ける夜風故数度瞬きした後乱れた前髪其の侭に足を踏み出し、金網の傍で立ち止まる次ぎ足首辺りまで捲っているジャージの裾再び上げ直し漸くと緩慢目当てである夜空見上げて)>入室
7/29 22:30

★有須宮 伊御
短冊一つで、一緒に書くと幸せ…か。その時はな。思い出したとき辛い場合があるなら、それは少ない方が楽じゃないのか?(既に相手が去ったドアへと独り言を漏らした後に、チラリと飾られた笹を見やり。先日その短冊の中身を観察したことから改めて近寄ることはせずに静かに煙草を燻らせて。ポケットから取り出した携帯の画面へと視線を落としては軽く舌打ちを零すと、乱暴に煙草を灰皿に押し付けて揉み消し、足早に屋上を後にしていくだろう)>退室
7/13 23:48


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