音楽室

▼過去ログ206
2008/4/21 0:24

★本城正義
(月明かりを背に楽器を構える人の姿と室内の空気を震わせる弦の調べは一枚の絵画の様にも見え。思わず瞬きすら忘れて魅入っていると漸く此方に気付いた様子。問いの真意を測りきれず戸惑う様に数度頷きを返し)――え、ええ…済みません。お邪魔してしまいましたか…?(不意に明るくなる室内の光量に目が慣れず目映げに瞳を瞬かせて片手額に翳すと申し訳無さそうに眉尾下げて会釈し)
4/21 0:24

★司馬秋次
(暗い室内に一人佇み愛器を顎と肩の間に挟んで瞳を閉じれば弦の上に弓を滑らせて試すように音を響かせ。弦の上を数回弓が行き来させ、その間に演奏し慣れた曲を頭に思い浮かべれば、深呼吸してから旋律を奏で始め)……あっ、見た?見たよな?ってか聞いた?(演奏開始してからすぐに扉の方向に人の気配を感じ、そちらに視線を移せば自分以外の誰かが部屋の前に居ることに気が付き演奏を止め。慌てたような口ぶりで部屋の明りのスイッチを入れに壁に近寄り後ろ頭を掻きながら部屋の照明をつけ)
4/21 0:15

★本城正義
(時折雲間から覗く月明かりにプラチナフレームの眼鏡が輝き、制服姿で小脇にバインダーを抱え。薄暗い廊下を規則正しい靴音させながら歩いてくると僅かな物音を聞いた気がして歩みを止め)――…音楽室の方か…?(方角からして物音がしたであろう部屋を見当付け、明りの消えた扉の前に向かうとそっと扉を開き)…どなたかいらっしゃるんですか?>入室
4/21 0:01

★司馬秋次
(ヴァイオリンケースを片手に急いでいるのか足早に廊下を駆け抜けて来れば目当ての教室の前で急停止し。勢いよく走っていたので前のめりになる形で扉に体をぶつけてしまい)…イッテェ、くそ。顔ぶつけた。(舌打ちと悪態をつきながら扉を開け、暗い室内を見渡せば誰も居ないことに息を吐き出し。一番近くの机に近寄ってその上にヴァイオリンケースを置き、それを開き中に入っているヴァイオリンの表面を愛おしげに指先で撫でてから弓と一緒に持ち上げ)>入室
4/20 23:47

★萩野 硝子
(曲を終焉を迎えさせず唐突に音をちぎり、重たい指を鍵盤から上げて眉間に浅く皺を刻み。納得のゆく物では無かったらしく背もたれに寄りかかるも表情を険しくしたまま手首を振り痛みを紛らわせよとして、椅子から立ち蓋を閉じて足下に置いてある鞄を拾い上げて部屋の戸まで来ると電気を消し足音に耳をすましながら家路を目指して)>退室
4/19 23:59

★萩野 硝子
(固まった肩を回して解し数回指を曲げ伸ばすと重みのある蓋を上げ譜面台は空白のまま指を鍵盤にそっと添わせ。気紛れに和音を弾く内にそれにメロディーがつき、長調の軽やかなワルツ風の即興曲になり。丁寧に使い込まれた鍵は音立てず滑らかに沈み踏むペダルが微かに軋むそれだけが曲に挟まり、演奏者は息を詰めて)
4/19 23:32


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