音楽室

▼過去ログ221
2008/6/8 0:05

★萩野 硝子
(相手が深々と呼吸をするのに合わせて空気を肺に溜め。静寂を破りなだらかに流れ出した美しい音にほぅ、と音も無く吐息を吐き出し、どこか陰りの有る悲しげな色彩にも関わらずどこか柔らかな温もりの漂う演奏に知らず息が詰まり沈黙を続けて)
6/8 0:05

★葉月 奏
―……(敬愛する教師の視線に見守られ、肩の力を抜いて深く息を吸い込むと総銀製の特徴でもある伸びやかな透明感ある音色が室内を満たし。シシリエンヌの美しくも物悲しう憂いさを含んだ優しい旋律をゆったりと奏で始め)
6/7 23:55

★萩野 硝子
家だと隣近所に気が向いてあまり練習が出来ないからな。こういう場所は重宝するよ。(椅子に腰を下ろし習慣からか組みかけた足を元に戻しながら相手が指ならしをする間を見。滑らかな音が一つ耳を擽ると表情を緩め)暫く吹かないと信じられないくらい下手になるが……頑張らせて頂きます。(曲名が告げられ、それは自身も良く聞き知ったもので無言で拍手を送りながら口端を上げ期待感を混ぜた視線で彼に知っていると告げ。相手がフルートを構えるのを見ればゆっくりと手を下ろし膝の上で組んで、息を詰め静けさの満ちた室内に音が奏でられる瞬間を待ち)
6/7 23:37

★葉月 奏
…あ、そっか。楽器の音って嫌いに人には騒音にしか聞こえませんもんねぇ。俺はまだフルートやけどペットとかホルンなら音もデカイし…(金管楽器の特有の大きな音を思い出すと練習場所に悩みそうな楽器に苦笑零し。キィを一つずつ指で押して稼動状態確かめると最後に一音鳴らし)
――よし、と…完璧。ほな、楽しみにしてますね…先生の音色も。先生、今夜の選曲…(相手が席に腰を降ろすのを見止めて譜面台の楽譜集を捲ると、手書きの記号で埋め尽くされたページを開いて固定し)
――俺の好きな作曲家、フォーレのペアレスとメリザンドから「シシリエンヌ」にしました。この曲、俺が辛い時に支えてくれた曲やから…先生にも贈ります。(数ある曲から自分にとっても想い出深い曲を選ぶと、軽く一礼してそっと唇を唄口のプレートに乗せ)
6/7 23:18

★萩野 硝子
あぁ、人家からも程良く離れて苦情も来ないしな。素晴らしい立地条件だ。(手近な席から椅子を引っ張り譜面台の正面から少し離れた位置に置き。相手の柔らかな温かみの有る笑みに吊られるように目尻を下げ、流れるような所作で組み立てられてゆくそれが良く見知った形になるのを見守り。構える姿を見れば椅子に腰を下ろし手持ち無沙汰に窓に視線を流していたも、問い掛けが耳に入れば向き直り小さく肩を竦め)あぁ、喜んで。そろそろさぼり過ぎてホルンが泣きそうだ。
6/7 23:02

★葉月 奏
――あ、こんばんは〜萩野先生。最近は色々忙しなってしもうたけど、ここに来たばかりの頃は色んな場所に出かけて練習してたんですよ〜。やってここ、自然がいっぱいで気持ちええでしょう?(扉が開く音に顔を上げると、待ち合わせの相手に嬉しげな笑み綻ばせ。広い学院敷地内の至る所で練習を重ねた所為か、手が覚えた動作を休める事無くへらと気の抜けた笑み浮かべ。組み立てた銀管を両手に握るとキィの位置と唄口の位置を微調整しながら思い出したように首傾かせ)
…そう言えば俺はホルンって間近に見たことないんですよねぇ。先生、今度俺にも見せて貰えますか?
6/7 22:49


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