音楽室

▼過去ログ609
2013/2/9 3:47

★九条 麗士
まあまあ、及第点かな。……なんてね、嘘。音楽に明るくないって言ったのは、本当。さっきのルビンシュタイン云々っていうのは家族の受け売りなんだ。(耳の奥に残る旋律を愛おしむかのように、今は伏せられた鍵盤蓋に置いた手で撫でながら、問われれば緩く顔を持ち上げて、正直に此方を見詰める眼差しに又正直に応え一つ頷き)ーーウン、とっ…ても、良かったよ、本当に…素晴らしい演奏を聴かせてくれて、ありがとう。ふふ、愁夜くんの目覚しい才能に免じて、今夜の事は二人だけの秘密…って事にしてあげよう。(小首を傾げつ人差し指を口元に掲げ、内緒話をするように楽しげな潜め声でそう言うと、次ぎ名残惜しげな緩慢たる所作にて腰を上げ)さて…交渉も成立したところで、そろそろ撤退の時間だな。
2/9 3:47

★愁夜楓
(曲も終盤に差し掛かると演奏の楽しさから自然と表情穏やかに、そのまま鍵盤を撫でるように曲を弾き終えればへラリと緩く笑み)…ふふ、センセの好みに逆らっちゃったかな?実は俺そんなにクラシカルの知識無いんだよね。(曲を楽しんだ充実感と、それを与えてくれた相手に感謝しながらパタリとピアノの蓋を閉じれば相手の方へと向き直り)センセ、率直な感想聞かせて?
2/9 3:28

★九条 麗士
(微風の吹き掠める様な、あるいは木の葉の揺れるが如き滑らかな指さばきが鍵盤を撫ぜてゆく光景は目にも美しく、またその爪先が弦の音色を介し織り成す柔くも軽やかな旋律が、鼓膜を甘く叩いては静の中に芽吹く華やかさを彷彿とさせ、目と耳との両方をすっかり魅了された様子で傍らの相手の姿にじいっと真剣な眼差しを寄せていたが、演奏も終局を迎える頃には瞼を落として伴奏に集中し、その唇には満足げな薄い笑みすら滲ませていて)
2/9 3:20

★愁夜楓
うわぁ、センセ良い性格してるなぁ。俺の浅知恵では及ばない領域なんですけど…ホントに見逃す気あるのかな?(相手の優雅にも思える立ち振舞いに思わず息を吐けば、クツリと喉を鳴らして小さく笑い)よし、分かった。んじゃ、俺のオリジナルで勝負しようか。(自身の技術ではとても補えないと肩を竦め暫し頭の中で楽曲をイメージするよう目を伏せれば、凛とした冬の静寂から春の訪れを想い描くよう柔らかな音色を指先で辿り奏で始め)
2/9 3:02

★九条 麗士
僕の好み、か…いってもあまり音楽の方面には造詣が深くない方だから、そうだなあ…全盛期のルービンシュタインが奏でるショパンは、当時のピアノ盤レコード音源とは思えない程重厚で…特に遺作であるノクターンの第19番はとても素晴らしかったよ。(当惑の色を孕んだ眼差しで見上げられればフと小さく喉震わせ。知らないというその口でくどくどと語りながら漫然と練り歩み、長椅子に座る相手の隣へ浅く腰を掛けたなら、さあどうぞと言わんばかりに掌を差し出してにっこり笑み)
2/9 2:40

★愁夜楓
こんな時間に自主的学習…じゃ流石に通らないかな?(観念したよう苦笑混じりに息を吐き暫し思案するような相手の仕草見つめているも次いだ言葉に微か驚きの色浮かべ)あぁ、趣味みたいなもんで此処ではたまに弾くくらいだし…って、あれ。見逃してくれる可能性もあり?(言いながら再度ピアノへ向かうも直ぐに小さく唸れば鍵盤をなぞりつつ相手の顔をチラリと見やり)それにしても…それ何気にハードル高いよね?九条センセの好みくらいのヒント、欲しいなぁ。
2/9 2:13


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