満天下別館

過去ログ15 2007/9/23 23:49

▼真鍋周平
寸感 その4
今年一年は「踏切り」だけなんとかしようと考えていた.

前から書いているように
私の跳躍の持ち味は踏切り時のブレーキ動作のテクニックにある.
それが三年前の捻挫,肉離れ以降,力強い踏切りができなくなっていた.

入社以来,助走は無視して
踏切り→クリアランスの流れを強く意識した練習をしてきたと思う.
ハードルを並べ跳んで「踏切り」の感覚だけ反復練習した.
少しでも昔の感覚を思い出したかった.

練習の「意識」がようやく「助走」にまで及んだのは
夏合宿の頃だった.
そろそろ「一通りできた」ので,助走合わせをやろうと思ったのである.

地面にマークを沢山はり,自分の踏切り位置や助走パターンをビデオで確かめながら練習を行った.

「助走」だけは最後になんとか辻褄を合せるだろうと
少し自信があったわけだ.

実際は,この「助走」が大きな障害となり8月,9月のシーズンは苦しむわけである.
9/23(日)23:49

▼真鍋周平
寸感 その3
日本選手権は「試合」に参加できなかった.

舞台に上がる以前に,
あまりにも準備不足だったと思う.
今シーズンは日本選手権に限らず全ての試合で集中力が欠如していたと思う.

地区大会はユルユルと90ほどの高さから始めていたし,
自分のリズムで自分の試合を組み立て
それでそこそこ跳んで満足していた.

それでは大勢の人間が同じ高さを跳び,力の均衡した競技会では
自分の力を出すことはできない.

それはもう学生時代に十分学習してきた積りでだったけど
ついついブランクが長くて忘れていた感覚だった.

持ち記録は211で日本選手権に臨んだわけだが
210,215と競う競技者をスタンドから見て
かなり力の差があるなと感じていた.
9/23(日)23:36

▼真鍋周平
寸感 その2
案の定,競技時間は三時間を超えた.

参加者が31名.始まりの高さが195であったから東海選手権と同じくらい競技時間がかかるだろうということは予想できていた.
私は集中力を持続するのが苦手で長時間の試合に弱い.

跳躍回数も今期最多の12回であった.

今期は一試合で6回前後の跳躍回数が多かったので,二試合分の跳躍をした気分である.
前日に宿舎で寛ぎながら
記録無しに終わった日本選手権のことを思い出していた.

長時間の試合になることは予想されたが
「勝負は一本目だ」という意識が強くあった.
そこでリズムに乗れるかどうかが勝負だと思っていたのである.
9/23(日)23:24

▼真鍋周平
寸感 その1
同じホテルの同じ喫茶店で
同じビールを飲みながら考えていた.

また同じミスをするだろうと.

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試合のあった長良川陸上競技場は高校時代から相性の悪い競技場である.

過去に高校総体,中部実業団と試合を行ったが何れも
思うような跳躍はできなかった.

中部実業団の時もそうであったが
試合中に踏切りがしっくりこないことに頭を悩ませていた.
サブトラックは跳びやすいのに本競技場がどうも気に入らないのだ.

ホテルは定番の華陽館.
食事は喫茶ロダン.

ロダンの雰囲気は甲必丹に似ている.
張り紙だけのメニューに
薄暗い室内.
一昔前の漫画が大量に置いてある.
9/23(日)23:15

▼真鍋周平
結果
全日本実業団の結果は

195 O
200 O
205 XO
210 XXO
215 XO
218 XXX

の2位.

今年のメインの試合で
シーズンベスト且つトヨタ記録の更新できっちりと結果を出すことができた.

数えてみれば215以上の跳躍は今までに24回あるが
実に3年ぶりの215の跳躍であった.

実業団学生対抗にも参加できるので学生との試合が楽しみだ.
9/23(日)21:15

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