フィリア・ルーンファリア

高等部二年生
フィリア・ルーンファリアさんのお部屋です♪

〜フィリアさんのお部屋の様子〜

何も持たずにこちらの世界へやってきたので、基本的にもともとあった家具などしかないみたい…ちょっとさみしい感じかも？

〜フィリアさんの日誌・１〜

今日は、叡那さんにつれられて学校に編入することができました…♪
こちらの世界へきたばかりで、まだまだ解らないことばかりですけれど、少しずつ学んでいこうと思っています…♪

…あちらでは一人ぼっちでしたから、お友達ができると、嬉しいです…。

〜フィリアさんの日誌・２〜

今日は、この学園へきて、はじめてのお友達ができました…♪
ユナさんとおっしゃって、ヴァイオリンの演奏がとても上手な、おやさしいかたです…♪

でも、わたくしははじめはずかしがってしまって、歌を途中でやめてしまいました…。
それに、泣いたりしてしまって、困らせてしまったと思います…ごめんなさい…。

次は、ちゃんと歌いたいです…ユナさんのヴァイオリンに合わせて…♪

〜フィリアさんの日誌・３〜

今日は、また素敵な出会いがありました…♪
今日お会いしたのは霧子さん…わたくしの歌をほめてくださったんです…♪

先日のユナさんもそうですけれど、わたくしの歌を聴きたいとおっしゃってくださって…少し、恥ずかしゅうございます…。

霧子さんはわたくしと同じ学年みたいです…よろしくお願いいたします…♪

〜フィリアさんの日誌・４〜

今日はお茶やケーキなどをいただく場所へ行ったのですけれど、そこでまた素敵な出会いがございました…♪
わたくしのことを励ましてくださった凪刃先生、ありがとうございます…♪
そして、わたくしのお友達になってくださった、霞さんに真帆さんも、本当にありがとうございます…とっても、嬉しゅうございました…♪

こちらにきてから、こんなにお友達ができて…とっても、幸せです…♪

〜フィリアさんの日誌・５〜

今日は笛の音に誘われて温室へ行きました…すると、霧子さんが笛を吹いておられました♪
わたくしも一緒に歌わせてもらって…素敵なひとときでした♪
霧子さんはわたくしの歌を素敵と言ってくださいましたけれど、霧子さんの笛の音のほうがずっと素敵だと思います…♪

そして、ユナさんがわたくしたちの演奏を聴いていらして…恥ずかしかったですけれど、あの日の約束を果たすことができてよかったです…♪

さらに、わたくしと霧子さんとユナさんの三人で、日曜日に演奏会をすることになったんです…♪
とっても楽しみですけれど、わたくしが足手まといになりそうで少し不安です…練習、しましょう…。

〜フィリアさんの日誌・６〜

今日は公園へお散歩へ行きました。
すると、わたくしと同じ学園の、同じ学年のかた…ティーナさんにお会いいたしました。
とってもおやさしいかたでしたけれど、何か悩んでいらっしゃるみたいでした…。
わたくしに、お力になれないのでしょうか…。

そこから温室へ行きますと、今度はユナさんにお会いすることができました。
けれど、ユナさんも悩みを持っていらして…ユナさんの音を奏でられなくなったというんです…。
恋の悩みみたいで…心配でございます…。
明後日の演奏会…いえ、何でもございません…。

もうお一人、お名前は聞けませんでしたけれど先生(理沙さん)にもお会いできました…とってもやさしいかたでございましたよね…♪

〜フィリアさんの日記・７〜
〜フィリアさんの日記〜

今日は、この間から約束をしていた、霧子さんとユナさんとご一緒の演奏会でした♪
わたくしなどの歌声で大丈夫か不安でしたし、叡那さんや葉月先生が見学にいらして恥ずかしゅうございましたけれど、何とか大丈夫でした…♪
やっぱり、霧子さんとユナさんの音色は素敵です…♪

そして、途中でティーナさんがやってきたんです♪
きっと、ティーナさんの想うかたはユナさん…そして、ユナさんへの歌を歌っていらしたのですよね…♪
ですので、わたくしは途中で歌うのをやめました…ティーナさんだけの歌声を、ユナさんにお聞かせしたかったですから…♪
お二人は、きっと幸せになれますよね…♪

また、素敵な音色を奏でる霧子さんとユナさんとご一緒に、演奏会をしたいです♪
そして、ティーナさんともまた歌ってみたいです…♪

〜フィリアさんの日記・８〜

今日は、この学校へきてはじめて行くお部屋(訓練所)へ行きました。
そこで、また新しい出会いがあったんです…♪

今日、お会いしたのはシエラさんとクリープさん、そしてセルファさん…♪

シエラさんはこの学園でわたくしが一番強い力を持っているとおっしゃっておりましたけれど、そんなことはありません…少なくても、叡那さんはわたくしなんて足元に及ばないくらい…本当に、すごいかたです…。

クリープさんは先日歌をご一緒したティーナさんと同じきつねさんの耳のかたでした…今度、二人でティーナさんに会いにいきたいです♪

そして、セルファさんはわたくしと同じで他の世界からこちらへいらっしゃったそうです♪
悪魔さんとのことでしたけれど、悪いかたには見えませんでしたよね…♪

皆さん、とっても素敵で…また、お会いいたしましょうね…♪

〜フィリアさんの日記・９〜

今日は、こちらの世界のお茶をいただくために、カフェテリアというところへ行ってみました♪

そこにいらしたのはりそなさん…とってもきれいなかたでした♪
けれど、わたくしなどのことをかわいいと…そんなこと、ございませんのに…。
りそなさんは、何だか色々詳しそうでした…また、お会いしたいです♪

あと、霧子さんも途中でいらっしゃいました♪
こちらの世界の、日本茶というおいしいお茶をいただけました…本当に、ありがとうございます…♪
今は、霧子さんから渡していただけたアップルティーを飲んでいます…今度は、もっとゆっくりご一緒いたしましょうね…♪

〜フィリアさんの日記・10〜

今日は、お散歩をしに公園まで行ってまいりました♪

そこに、わたくしと同じ学校の千怜さんとおっしゃるかたがいらっしゃいましたけれど、わたくしは泣いてばかりで…本当に、ごめんなさい…。
けれど、どうしてお一人でいようとしていたのでしょうか…とっても、さみしいことですのに…。

シエラさんにもお会いいたしましたけれど、この世界には宇宙に何か大きな建物が浮かんでいるそうなんです。
もちろん、わたくしの世界にそんなものはございませんし…びっくりしてしまいました。

はじめてお会いしたリオンさんは、わたくしが精霊だということが一目で解ってしまったみたいでした。
こちらの世界には精霊はいないはずなのですけれど、リオンさんは精霊の特徴をご存知でした…不思議です。

〜フィリアさんの日記・11〜

今日は、何を書けばいいのか解りません…。
図書館へといったのですけれど、わたくし、そこで流々さんというかたにお会いしたんです。
叡那さんと同じくらいお美しい人…そんな人が、わたくしなどに…その、口づけを…！

ど、どうしてあんなことをなさったのでしょう…わたくし、あんなことをされたことは一度も…っ！

…きょ、今日は胸がどきどきして眠れそうにありません…。

〜フィリアさんの日記・12〜

あの日から、あの人のことがずっと気になっていて…もしかしたらまたお会いできるかもと思って、図書館へ行ってまいりました。

けれど、お会いできなくて…いらっしゃったクリープさんには、ご迷惑をおかけいたしましたよね…。
本当に、ごめんなさい…次にお会いできましたら、ちゃんと謝らないといけません…。

そして…わたくし、どうすればいいのか本当に解りません…くすん、くすん…(泣きながら眠りにつきます)

〜フィリアさんの日記・13〜

今日は、あのかたにお会いすることができました…けれど、その…あのかたは、口づけをご挨拶代わりにしただけ、とおっしゃったのです…。
わたくしは…本当に、どうすればいいのでしょうか…。
わたくしが他の世界からやってきたことも、そして王女だったことも当ててしまわれたあのかた…。
わたくしは、あのかたのことを…けれど、あのかたはきっと全然そんなことはありませんよね…。

〜フィリアさんの日記・14〜

今日は、訓練所にいらっしゃったクリープさんのところへ行きました。
先日のことを、どうしても謝りたかったので…。
わたくしは思わず泣いてしまいましたけれど、クリープさんは笑顔で許してくださいました…ありがとう、ございます…♪

セルファさんにもお会いいたしました…わたくし、戦いはよくないことと思っておりましたけれど、セルファさんは大切なかたを護るために戦いの技術を身につけていらっしゃるのですね…♪
わたくしも、もしもそういうかたができたときは…護ってもらうだけでは、申し訳がありません…。

そして、今日はじめてお会いしたこつり先生…。
少し不思議な雰囲気を感じましたけれど、あのかたはもしかすると…？

…今日は、少し気持ちが落ち着いてきました…ちゃんと、眠ることができそうです…。

〜フィリアさんの日記・15〜

今日は温室でお花たちに囲まれて歌っていましたら、霧子さんとこつり先生に聞かれてしまいました…少し、恥ずかしゅうございました…。
けれど、お二人ともわたくしなどの歌を上手だとおっしゃって…ありがとう、ございます…♪

霧子さんとはまた一緒に演奏会をするお約束をいたしました…楽しみです♪

こつり先生とは、先生の舞の練習にお付き合いするお約束をいたしました…舞を見るなんて、楽しみです♪
それに、先生と一緒にいらっしゃった小雪さん、そして天花さんと明月さんにもお会いいたしました♪
天花さんと明月さんのお二人は、わたくしのいた世界とは違う世界のかたみたいですけれど、それでも精霊さんで…また、お会いしたいです♪

〜フィリアさんの日記・16〜

今日はグラウンドで風を感じていましたら、繚さんと那智さん、ゆりなさんというかたがたにお会いいたしました♪

繚さんはこの間カフェテリアで見たことがあるのですけれど、『せかいせいふく』というものをしようとしていらっしゃるんです。
一緒にそれをしていらっしゃるかたと幸せそうで、それはよろしいのですけれど…『せかいせいふく』とは何なのでしょう…？

那智さんは素敵なかたですのに、わたくしのことを素敵だとおっしゃったのです…どうしてでしょう…？
流々さんがわたくしのことを…とおっしゃってくださいましたけれど、そんなことは…。

ゆりなさんはわたくしと同じ学年で、とっても大きなお荷物を軽くもっていらっしゃった、とっても力のあるかたです…わたくしにはそんな力はないですし、すごいです。
お友達になってくださったのですけれど、わたくしはちょっと泣いてしまってご迷惑をおかけしてしまいました…ごめんなさい。

帰る間際にお会いした、初等部のかたらしい子(ま○ろさん…じゃなくてみなぎさん)…たくさんのお荷物を持っておりましたけれど、大丈夫だったでしょうか…。

〜フィリアさんの日記・17〜

今日は図書館でご本を読もうと思ったのですけれど、蓮さんにゆりなさん、そしてみなぎさんにお会いいたしました♪

蓮さんは、昨日お会いした繚さんとご一緒に『せかいせいふく』をなさっていらっしゃるかたです♪
…繚さんは那智さんと幸せになる、と蓮さんはおっしゃっておりましたけれど、そうでしょうか…？

ゆりなさんはゆりなさんそっくりのかたといらっしゃって…影さんをああいうお姿にできるみたいで、やっぱりすごいです♪
…図書委員長さんは、ゆりなさんが図書館を『せかいせいふく』していらっしゃるとおっしゃっておりましたけれど…？

みなぎさんは、昨日たくさんのお荷物を持っていらっしゃった子です…大丈夫だったみたいで、よろしゅうございました♪
昨日学園へいらっしゃったばかりみたいで…これから、きっと素敵な毎日が待っているはずですよね…♪

〜フィリアさんの日記・18〜

今日は素敵な歌声が聞こえましたので、温室へ行ってみました。
そこで歌っていらしたのは繚さん…最近、世界征服部のかたとよくお会いする気がいたします♪
先日お会いした蓮さんのおっしゃっていらしたこと…「繚さんは那智さんと幸せになる」のですか、とうかがいましたら慌てて否定されてしまいました…聞いてはいけなかったのかもしれません…。

繚さんが帰った後、その那智さんがやってまいりました。
わたくしの歌を聴いてくださって、それに素敵だともおっしゃってくださったんです…♪
この間もわたくしのことを素敵だとおっしゃって…そんなことはないと思いますし、恥ずかしゅうございます…。
また、歌を聴いてくださるとおっしゃってくださったのですけれど、わたくしの歌なんかで大丈夫なのでしょうか…？

〜フィリアさんの日記・18〜

今日は、とても素敵な日になりました…♪
グラウンドにいらっしゃったのは、蓮さん…一緒に歌いましょう、ということになったのです。
歌ったのは、この間授業で聴いた『あしあとリズム』…♪
蓮さんの歌声はとても素敵で、妖精さんたちがいらっしゃったんです♪
また、皆さんにお会いしたいです…♪

そして、はじめてお会いしたきららさん…こつり先生のお知り合いみたいですけれど、お会いできるといいですね…♪

〜フィリアさんの日記・19〜

今日は、学校のはずれにある廃墟へ迷い込んでしまったのですけれど、そこで子の学校の生徒会副会長さんをしていらっしゃる永久さんにお会いいたしました♪
永久さんは学校の皆さまの口癖を「ありがとう」にしたいそうで…なぜか、まずはわたくしからそうなることになりました。
けれど、よい言葉ですし…いい、ですよね♪

きららさんにも再びお会いいたしました♪
こつり先生にはまだお会いできていないみたいでしたけれど、昔の先生のお話が聞けました…♪
お会いできると、いいですね…♪

…あっ、霧子さんとお約束をした演奏会…ちゃんと、歌の練習をしないと…。

〜フィリアさんの日記・20〜

今日は、図書館へ行ったのですけれど、そこで藤枝美紗さんというかたに本をいただきました。
その本の内容は、その…美紗さんご自身の恋のお話だったのですけれど、温室へ行ったら、本に出ていらした枝葉さんがいらっしゃったんです。
その枝葉さんに図書館でのことをお話したら嬉しそうにどこかへ行ってしまいましたけれど、どうなさったのでしょう…？

その後、歌の練習をしようと思ったら、流々さんと小雪さんがいらっしゃいました…。

流々さんは、やっぱりわたくしなどとは一緒にはなれないみたいです…解ってはいましたけれど、やっぱり少し泣いてしまいました…。
けれど、流々さんはそんなわたくしを励ましてくださって…やっぱり、やさしいかたです…♪
おかげで、人前でも緊張せずに歌を歌える様になった気がします…ありがとう、ございます…♪

小雪さんには、危うく叡那さんの秘密を言ってしまうところでした…気をつけないと、いけません…。

そういえば、体育館のほうから素敵な歌声が聞こえた気がするのですけれど、歌姫さま…？
…あれが気のせいでなければ、お会いしてみたいです…♪

〜フィリアさんの日記・21〜

今日は図書館の前を通りかかったら、中から今までに耳にしたことのない、元気な歌が聴こえてきました。
歌っていらしたのは風花さん…この学園のかたではなくて、情報屋さんというものをしていらっしゃるかたとのことでした。
わたくしの、その、下着のことまで解ってしまうそうで、恥ずかしゅうございました…。
でも…風花さん、自分のことをすべて偽りの存在とおっしゃっておりました…。
そんな悲しいこと、おっしゃらないでくださいまし…。

それと、以前温室でお会いした美宇さんにもお会いいたしました♪
また、わたくしなどの歌を聴きたいとおっしゃっておりました…霧子さんとお約束している演奏会のときに、きていただきましょうか…♪

〜フィリアさんの日記・22〜

今日は体育館のそばをとおりかかったら、とても素敵な歌声が聴こえてきたんです…♪
あっ、いえ、この間の風花さんの様な元気な歌も素敵ですけれど、今日聴こえてきたのは、とても神聖な力のこもった様な雰囲気を持った歌…。

それを歌っていらしたのは、奈々穂さんとおっしゃるかた…きっと、この学校の歌姫さまなのだと思います…♪
でも、そんなかたがわたくしなどに憧れていらっしゃると…どういうこと、なのでしょう…？

霧子さんとお約束している演奏会…奈々穂さんもお呼びして、一緒に歌いたいですね…♪

…体育館を後にする直前に笛の音が聞こえたのですけれど、あれは一体…？

〜フィリアさんの日記・23〜

今日は、温室で歌の練習をしていましたら、霧子さんにお会いいたしました♪
霧子さんも、温室で笛の練習をしようとしていらしたみたいです♪

そして、二人での演奏会を温室ですることにしたんです♪
けれど、今日はまだ練習不足でございましたので、次のときに…楽しみです♪

奈々穂さんをお呼びしようとも思ったのですけれど…う〜ん、どうしましょう…。
この間一緒に『あしあとリズム』を歌った蓮さんともまた一緒に歌いたいですし、こつり先生の舞を見る約束もしておりましたっけ…♪

〜フィリアさんの日記・24〜

今日は、この学園の象徴となる天姫さんの任命式…わたくしからも、ささやかながら祝福の歌を温室から届けさせていただきました…♪

でも、その歌を流々さんに聴かれてしまっていたなんて気づきませんでした…恥ずかしゅうございます…。
流々さん、わたくしが自分に自信を持てるようにご協力してくださる、というんです…ありがとう、ございます…♪

そして、もうお一人…深風さんというかたにも、お会いいたしました♪
深風さんはわたくしと同じく、風さんがお友達のかたでした♪
とても、やさしい風を持ったかたでございました…♪

〜フィリアさんの日記・25〜

今日は、温室で歌の練習をしておりました…霧子さんとの演奏会もございますから…♪
そこにいらしたのは、世界征服部の蓮さん…わたくしなどより、ずっときれいな歌声です。
…わたくしが、どなたかに似ていらっしゃるとおっしゃっておりましたけれど…夜明け前の…？

そして、エリシアさんとカルディアさんにもお会いしたのですけれど、その後…いや、いやです…もう、思い出したくもありません…っ。
どうして、あんなひどいことが…くすん、くすん…。

泣いてばかりいてはいけない…未来の女王になるのだから…そう、おっしゃられても、わたくし…っ(そのまま泣き疲れて眠りにつきます)

〜フィリアさんの日記・26〜

先日のことが、どうしても頭から離れなくって…わたくし、ひとり…悲しい歌を歌ってしまっておりました。
そんなわたくしを心配して声をかけてくださったのは、繚さん、霧子さん、深風さん…ご心配をおかけして、本当に申し訳ございませんでした…。

繚さん、そして同じ世界征服部で先日わたくしをたすけてくださった蓮さんが、わたくしとお友達になってくださいました…ありがとう、ございます…♪
霧子さんとのお約束…演奏会のために、わたくし、もっと練習をいたしますね…♪
深風さん、次にお会いしたときにお話があるそうですけれど、何でございましょうか…。

…わたくしなどに、皆さん…本当に、ありがとうございます…♪

〜フィリアさんの日記・27〜

昨日は、授業が終わって教室を後にしようとしましたら、聖歌隊のかたに声をかけられました。
聖歌隊に入りませんか、とお誘いを受けてしまったんです…。

その後にお会いした泉先生はわたくしが聖歌隊に入ってその歌声を聴いてみたいとおっしゃられましたけれど、わたくしなんて、そんな…。
…やっぱり、お断りしたほうがいいです、よね…。

〜フィリアさんの日記・28〜

先日お誘いを受けた聖歌隊のことなのですけれど、やっぱりお断りしようと、公園で思い悩んでおりました。
そんなわたくしに、声をかけてくださったのは那智さん…。
わたくしのことを励ましてくださって、聖歌隊へ入ることを薦めてくださったのです。

はじめは恥ずかしいと思っていたのですけれど、せっかくこうして学園へきているのですから、そういうことをしてみても、よろしゅうございますよね…？
皆さんにご迷惑をおかけするかもしれませんけれど、わたくし、何とか頑張ってみます…！

〜フィリアさんの日記・29〜

昨日は、こちらの世界の歌の歌詞の書かれた本を探しに町へ行きましたけれど、迷子になってしまいまして…そこで、咲先生とヴァネッサさんとおっしゃる、同じ学園のかたにお会いいたしました♪

お二人は部活に入部するための準備をしていらしたそうで、咲先生はテニス部とお昼寝部、ヴァネッサさんは銃撃部とおっしゃるものに入る予定といいます。
…銃というものははじめて見ましたけれど、非常に危険なものだそうでございます…。

それはそうと、わたくし、ひなたぼっこが大好きで…お昼寝部に入部してしまいました♪
咲先生も入部なさるとおっしゃっておりましたし、こつり先生もいらっしゃるといいます…皆さんでひなたぼっこ、楽しみでございます…♪

〜フィリアさんの日記・30〜

この二日、温室でお花さんたちと一緒にひなたぼっこ…♪
もともとひなたぼっこは大好きですし、お昼寝部に入部いたしましたから…♪
どちらの日も、つい遅くまで眠ってしまって…。

けれど、一日めは流々さんに起こしていただいたのでした…♪
流々さんはやっぱりおきれいで、一瞬天使さまに見えました…♪
流々さんは永琳さんというかたに憧れていらっしゃるそうですけれど…あの流々さんが憧れるなんて、どんなかたなのでしょう…？

その日の温室には、アリエスさんとミリアさんというかたもやってまいりました…アリエスさんはどこかの国のお姫さまとのことでございました♪
途中、何だか怖い男の人が温室を荒らしそうになったのですけれど、アリエスさんが追い払ってくださって、温室のお花も元気にしてくださって、ありがとうございました…♪

二日めは、奈々穂さんに起こしていただけました…♪
奈々穂さんは、とってもおいしいクッキーをわたくしにくださいました…ありがとうございます♪
貰い物とおっしゃっておられましたけれど、どなたが作られたのでしょう…とてもおいしゅうございましたし、そのかたにもお礼を言いたいです。
また、ご一緒にああした時間をすごしたいものです…♪
(ちなみに、フィリアさんはバレンタインというイベントを知りません…)

温室は、不思議な場所…たくさんの素敵な時間を、わたくしにくださいます…♪
霧子さんとユナさんのお二人と演奏会をしたこと…♪
その霧子さんとまた演奏会をすること…♪
こつり先生と小雪さん、天花さんと明月さんにもお会いしたこと…♪
世界征服部の繚さんと蓮さんのの歌を聴いたこと…♪
那智さんにわたくしなどの歌を聴いていただけたこと…♪
やさしい風を持っていらっしゃる深風さんにお会いしたこと…♪
そして、この二日でのこと…みんな、忘れることのできない、大切な…♪

悲しいことも少しありましたけれど、わたくしは幸せです…これからも、わたくしだけではなく、皆さんとご一緒に、この幸せを…♪

〜フィリアさんの日記・31〜

わたくしの大好きな場所…温室へ、先日も二度ほど行ってまいりました♪

一度めはお昼寝をしていたのですけれど、那智さんがやってまいりました。
セレさんのことについて、悩んでいらっしゃるみたいでした…そのかたは、昔の十六夜さんと同じ様に、とある組織のかたで、しかも失敗作とひどいことを言われてしまっているみたいでした…。
けれど、そのかたもこの学園に入るかもしれなくって…もしそうなれば、きっと…♪

この間お会いしたアリエスさん、そしてエリシアさんともお会いいたしましたけれど、あのお二人はもしかして…。
そうだとしましたら…お幸せに、です♪

二度めは、それから二日後に行ったのですけれど…なぜか、お花さんたちが凍えてしまっていました。
そんなお花さんたちを救ってくださったのは、この学園の天姫さま…霞さんです。
天姫さまのおかげでお花さんたちも元気になりました…本当に、ありがとうございます♪
天姫さまはわたくしの歌を褒めてくださいましたけれど、そんな…天姫さまには、遠く及びません…♪

〜フィリアさんの日記・32〜

今日は温室で歌を歌っていたら、霧子さんがいらっしゃいました♪
そして、あの約束を果たしました…そう、二人での演奏会です♪

曲は、わたくしがこちらの世界で知った『あしあとリズム』という曲にさせていただきました…♪

霧子さんの奏でる笛の音はとてもきれいで、水も舞っておりました…♪
わたくしの歌声も素敵だと言われましたけれど、それはきっと霧子さんの笛の音があったからだと思います♪

約束は果たしましたけれど、またいずれご一緒に演奏会をしたいです…♪

〜フィリアさんの日記・33〜

今日は、素敵な風を感じましたので屋上へ行って歌の練習をしようかと思いました♪
けれど、屋上にはすでにお二人のかた…奈々穂さんとアリサさんがいらっしゃいました。

アリサさんはわたくしに薔薇のお花をプレゼントしてくださったりと、何だか不思議なかたでした。
けれど、わたくしのお友達になってくださって…ありがとうございます♪

そして、奈々穂さんとは一緒にお空を飛んだのですけれど…え、えと、わたくしのことを、好きだと言ってくださったのです…♪
奈々穂さんみたいな素敵な歌姫さんが、わたくしなどを好きだなんて…びっくりしてしまって、一瞬信じられませんでした…。
けれど、わたくしも…奈々穂さんの歌、それにあのかたご自身のことが…その、好き…です♪
ですので、わたくしは…あのかたとともに、歌っていこうと思います…♪
これからも、ずっと…ご一緒に♪

…今日はお話できませんでしたけれど、また…あのことを、お話しなければなりませんね。
そして…お礼も、言わないと…♪

〜フィリアさんの日誌・34〜

先日は温室でひなたぼっこをしていたのですけれど、気がついたらこつり先生がおそばで眠っておりました♪
こつり先生は確かお昼寝部の顧問さん…♪

そんなこつりさんに会いにきたという、翠佳さんというかたにもお会いしました♪
翠佳さんは叡那さまと同じ様な巫女の装束を着ていらして…一瞬、間違えてしまいました…。
翠佳さんとともに飄さんと颯さんとおっしゃるかわいらしい子にもお会いしました…また、お会いしたいですね…♪

翠佳さん、あの後こつり先生とお話はされたのでしょうか…♪

〜フィリアさんの日誌・35〜

今日は温室でひなたぼっこ…奈々穂さんの夢を見ておりました♪
先日もひなたぼっこをしておりましたけれど、そのときには世界征服部の昴さんというかたにお会いしたのでした…♪

そして、今日は目が覚めると奈々穂さんがいらして、びっくりいたしました…♪
奈々穂さん、眠っているわたくしの寝言を聞いてしまっただけではなくって、その…口づけまで、されたそうです…。
は、恥ずかしいです…けれど、同時に嬉しかったです♪

その奈々穂さんに、わたくしのことをお話しいたしました。
わたくしは人間でなく光と風の精霊であること、ルーンファリア王国という国の王女であるということ、そしていずれはあちらの世界へ戻らなくてはいけないということ…。
わたくし、奈々穂さんとお別れなんてしたくありません…あのかたも、そう言ってくださいました。
まだ、時間はあります…何か、よい方法などがあれば、よいのですけれど…。

〜フィリアさんの日誌・36
〜

先日は食堂の前を通りかかりましたら、中で奈々穂さんがお食事をしておりましたので声をかけてみました。
あのかたと偶然お会いすることができて、それだけでとっても嬉しかったです…♪

奈々穂さんはカレーライスというものを食べていらっしゃいました…わたくしは一度も食べたことがありませんでしたので食べてみたのですけれど、とても不思議なお味でした…♪
あのかたはわたくしの食べたものよりもすっと辛いものを、辛くないという演技をして食べていらっしゃいました…すごいです♪
演劇部に所属していらっしゃるとのことで、一度見てみたいです…♪

〜フィリアさんの日誌・37〜

昨日は海岸へお散歩…すると、また奈々穂さんにお会いいたしました♪
先日に続いてまた偶然お会いすることができたなんて、とっても嬉しいです…♪

その奈々穂さんが、わたくしへ秘密を話してくださいました。
一つは、奈々穂さんはわたくしの前ではお姉さんぶっている、とのことでしたけれど…わたくしには、ちょっとよく解りませんでした。
二つめは、奈々穂さんのお母さまが人魚さんで、奈々穂さんは水につかると人魚さんになるということ…。
奈々穂さんはそれを気にしていらっしゃいましたけれど、それをおっしゃるのでしたらわたくしも純粋な精霊ではありませんし…それに何より、奈々穂さんが奈々穂さんであることには変わりないのですから、大丈夫です。

昨日は、そのまま二人で夜の海を眺めて…とても、幸せでした…♪

〜フィリアさんの日誌・38〜

先日は、これまでたくさんのご迷惑をおかけしてしまった流々さんに、わたくしと奈々穂さんのことをご報告しにまいりました。
流々さんは祝福をしてくださって、それはよかったのですけれど…それとは別に、気になることがありました。
流々さん、何だか深い悲しみの風につつまれていらっしゃって…わたくしに、お力になれることはないでしょうか…。

それに、この間屋上で五十鈴先生とお話したのですけれど、この学園全体が悲しい風に包まれようとしています…。
でも、わたくしにできることなんて、あるのでしょうか…。