1 ナナミ

ナナミ(1)

本が数冊棚にあるだけで他には何も置いてありません…

リスティと一緒に写った写真がちらほらと置いてあります。

何故かベッドがでかいです。
2 ナナミ
うぅ…寒いです…(水を滴らせ帰ってきます)

リスティ「ん〜…あ、おかえりー…って、どうしたのそんなに?!」

あはは…傘を忘れて外出したのが甘かったです…

リスティ「何をやってるんだか…ほら、お風呂沸かしておいたから…」

ドクター…また立ち歩いていたんですか…?
怪我治ってないのに…

リスティ「ナナミは心配性ですね…無理さえしなければ何ともありませんよ…それよりほら、玄関から上がって…」
3 ナナミ
我ながら最悪の演技でしたね…
彼女の楽しそうな笑顔を見るのが辛くて…逃げてしまいました…

でも、もう…大丈夫ですよね…私なんかがいなくても…


リスティ「………」
4 リスティ
あの日、ナナミが悲しそうな顔をしていたあの日から…ナナミの顔から笑顔が消えた…事務的な口調が目立つ…。
まるで、出会った頃に戻ってしまったようだ…。

不器用過ぎる結果が生んだ悲しい結末…私にしてあげられる事は、あまりにも少ないけど…どうか…。
どうか…また、ナナミに笑顔が戻りますように…