横一列に並び、なんの躊躇もなく、一心不乱に土をかき集める球児を見ていて【当然の権利】を主張する野田聖子を思い出しました。


卵子提供の高齢出産で産んだ赤ん坊が400日以上病院生活を送り7回の手術で生き延びている、というﾊﾅｼ。


同情したい気持ちもあります。

子宝に恵まれず、苦労してやっと産まれた赤ん坊は健全ではない。


当然です。


しかし、彼女はｲﾝﾀﾋﾞｭｱｰの【費用】に対する質問に、こう答えます。


え？費用ですか。息子を授かる費用は夫が蓄えてきたものの中から出して、生まれてからの息子の医療費は、医療制度に支えられています。高額医療は国が助けてくれるので、みなさんも、もしものときは安心してください。


議員が、個人のｴｺﾞのためには国税を利用しろと身を持って体現しているんです。


甲子園球児との共通点は、自分がこんなに苦労したんだから、このくらいの権利は当然だろう思想です。


日本人の美学って、こういうこと？


ボクは違うと思います。