38 銀時
暇だから一つ体験談を
読むのめんどかったらヌルーして(´ー`)


10年くらい前の話なんだけどさ

その頃いつも大体4人で遊んでたんだけど、その中の一人にAって奴がいた

ある日金もなくやる事もなくいつものメンバーでAの家で遊んでたらAが何気なく

『最近俺の家に黒マントが来るんだよねww』

こんな事言い出した

Aの家は道から少し入った所にあり玄関の前に少し広い庭があるんだが
Aが言うには夜中になるとその庭に黒いマント着た奴が現れるらしいんだ

当然俺も含めて皆
冗談にしか思えなくてその時散々Aの事バカにしてたよ

その二日後だったかな…
夜中の2時くらいまで遊んでた俺らはやる事もなくなって暇つぶしにAの家に行く事になった

庭先から叫んで呼ぶと眠そうに出てくるA

そのまま庭で何気ない話をしてたんだけど、ふと家の敷地の入口に人影が見えた

誰かな?と入口のほう見ると明らかに誰かがこっちに向かって走って来てる

よく見るとそいつ異様な格好してんの

頭から黒いフードを被り全身黒づくめのヒラヒラした服を着て黒いマントを着けてんだよ

んで、その黒いマントを両手で鳥の様にバッサバサしながら向かって来てるの

そのままそいつ庭まで入って来て、まるで俺らが見えてないかのように目の前でマントをバサバサしながらグルグル庭を回ってんだよ

顔を見ても性別はわからなかったけど無表情だったのを覚えてる

俺が
『ちょ…何これ…?』
とAに小声で尋ねると
Aは一言
『これ…黒マント』
と言うだけ

目の前で無表情でマントをバサバサしながらグルグル走り回るそいつ

その異様な光景に俺らは唖然として固まったまま見てる事しかできなかった

2〜3分走り回った後そいつがまた敷地の入口の方に向かって走り出し、姿が見えなくなると同時に一緒にいた一人が

『待てやこら〜』

と叫びながら走って追いかけた

その声に皆が我にかえり慌てて全員で黒マントを追いかけたんだけど結局黒マントはどこにもいなかったよ

Aいわくその日以来黒マントが来る事はなくなったらしいんだけど…

アレはなんだったんだろなw

まぁ後から考えるとただの病気の人だったのかなとは思うんだけど…
その時は真夜中だしマジでバビったよ(´Д`)

できれば好奇心で
もう一度会いたい…あの人にw

まぁたいしたオチもなかった訳だが許してちょんまげ
(W61SH/au)