臨海公園

▼過去ログ744
2018/4/29 18:35

★朝比奈紘
(完全に諦めているからなのかしばらく視線伏せたままであったが今にも逃げ出しそうな自分を叱咤してぐっと視線を持ち上げれば愛しい相手の顔をこれが最後だと言い聞かせるように目に焼き付けて。押し戻されるとばかり思っていたクローバーが相手の手に渡ったなら今度はこちらが夢か現実かを確かめるように相手とクローバーとを交互に見やり、まだ信じられないとでも言いたげな驚きの表情浮かべながら)一緒に探そうって話になった時、何気なく調べてみたらいい花言葉だなと思って。絶対俺が先輩に渡したいなと、ぬけがけしちゃいました……って、それ本当?あ、やばい。すごく……嬉しい(同性に慕情を抱くことでさえ嫌悪されるのではと不安だったのに相手も自身のことを考えていてくれたのだと知ると心にも春の暖かな空気が流れ込んでくるような心地で。零れ落ちる涙を拭おうとハンカチを取り出そうとする手がこんな時でさえ格好悪くもたつくのに気を取られていれば不意に肩に乗せられた重みに自らも頭を寄せ、まるでタガが外れたかのように胸中で溢れる二文字を繰り返し耳元で囁きながらそっと背中に両手回して抱きしめ)苦しくさせてごめんなさい。ずっと傍にいる、離さないから。……好き、夏緒先輩。好き、好き。好きです。
4/29 18:35

★椿屋夏緒
(声を掛ける事も出来ず、かと言って触れてしまえばいよいよ突き放されて終わってしまうのではと過ぎった不安は時間の経過と共に増すばかりで。どれくらいの時が経ったか長く重苦しい沈黙を破って身を起こす相手が何故か此方に向き合う形で正座する様子に頭上には沢山の疑問符が浮かび、漸く口を開いた相手が先程よりかは穏やかな声色で紡ぐ言葉を真っ直ぐに見据えたまま耳を傾けていれば不意に何やら取り出したその掌上に現れたクローバーに双眸を瞬かせて相手の顔と交互に見つめ)これって……探してくれたのか?いつの間に…っ。俺、そういうの良くわかんねーけど…この前家族にいつも紘の話してるって言われて、そっから色々と考えてみたら授業中に一年が体育やってたらおまえの姿探しちまうし…放課後、もし偶然おまえに会えたら一緒に帰れるかなとか考えてて。それって俺の頭の中に常におまえが居るって事だよな。(言葉と共に差し出された掌へ己の手を添えてクローバーを受け取ったところで嫌われていなかった安堵から視界が滲み、零れ落ちる涙を拭いながら俯いたまま相手の肩口に顔を埋めて自身の想いを伝え)おまえが居なくなると思ったらすげー苦しかった。それで漸く分かった。俺も、紘が好きだ。
4/29 18:09

★朝比奈紘
(幸せに満ちていたはずの和やかな雰囲気をぶち壊したのは他の誰でもなく己であるにもかかわらず相手の表情を窺うことが怖く、かと言って傍らにあるこの優しい体温から身を離すなんてこともできない身勝手な自分に嫌気がさし。無意識に相手の衣服に顔を擦りつけながら襲いくる後悔の念から逃れようと試みるも口から出てしまった言葉は取り返しがつかないことは追い詰められた瀬戸際の意識の中でもわかっており。醜い部分をも相手の前で曝け出してしまったならある意味怖いものはないだろうと逡巡ののち心を決めたなら緩慢な動きで上体を起こし相手の前に正座して)怒ってないよ。俺が勝手に嫉妬してただけ。先輩は俺だけのもの、俺しか見えなくなればいいって……、いつからかな。そんなこと考えてた。それって飼犬に対する気持ちじゃないよね(まだ視線合わせられないながらぽつぽつ言葉にしながらスキニーのポケットからチャック付きの透明な小袋を取り出して、早朝から数時間掛けて見つけ出した四つ葉のクローバーがまだそこに綺麗な形と色を保ったまま存在しているのを確認すると自身の手のひらに乗せて相手に差し出したその手は微かに震えを纏い)ほんとはこんな形で渡すつもりじゃなかったんですけど。四つ葉のクローバーの花言葉知ってます?「わたしのものになって」らしいです。夏緒先輩、飼犬としてじゃなく……恋人として俺のものになって?
4/29 17:37

★椿屋夏緒
………、それはおまえに悪意は無いって思ったからで、違う奴だったら止めてた。今こうしてるのだって誰でもいい訳じゃなくて…おまえと約束したからで…(己の発言に気を悪くしたのか眠りかけていた筈の相手が責め立てるような言葉を紡ぎ続けるのを言葉を失い掴まれた手首すら僅かに反応した後に力無く相手の五指に収まり、一呼吸置いて戸惑いながらも何とか声を絞り出して弁明したものの嫌われてしまったと思うと声色が震え覇気の無い声は徐々に消え入り。突然の出来事に如何すべきかと狼狽していた矢先、顔すら背けられてしまえば直前に見えた相手の表情が何処か苦しげで心配になり名前を呼びながら伸ばした筈の片手は届く前に告げられた一言によって遮られ強く拳を握ったまま行き場を失くしたそれを胸元に寄せ)紘…、……悪い。怒らせた。おまえがそう言うのも当然だと思う。…ごめんな。
4/29 17:03

★朝比奈紘
じゃあなんで俺が飲み物口移ししようとしたり、肌に噛み付いたりしたり……そういう時避けないの。そんな隙だらけだから他のヤツにもされてんじゃないの?今だって労ってもらいたくてここに寝転んでるわけじゃないよ、俺は(頑なに守る立場であると主張されるのなら夢へ落ちかけていた意識引き戻し異議ありとばかりに瞼を持ち上げ睫毛に触れている指先を辿っていけば相手の手首を捕らえられるだろうか。叶えばその手を引き寄せることで、失敗に終わったのなら片手を相手の後頭部に回し視線合わせるべく強引にこちらを向かせようとしながら下心だらけの自分を自嘲するようにも、しっかりしているようでどこか抜けている相手を咎めるような口ぶりにも捉えられる調子で続け。醜い嫉妬心に蝕まれていると気づいたのは情けなくも全て言い切ってしまった後。仰向けに寝ていたが罪悪感や自己嫌悪やらで胸が押しつぶされそうになるときつく眉根を寄せ、横たえたままくるりと身を回転させれば相手の腹部に顔を埋めるような姿勢に変え今度こそ目蓋を落として視界を閉ざし)ごめん、飼主になれない……俺
4/29 16:35

★椿屋夏緒
嫌だ、守られる前に守る。…おいこら、何だその変わり様は。(大人しく守られて満足する事など出来るとは思えず明確な否定を口にして、続く会話の中でいとも容易く普段通りの表情へと変える調子の良さにはまんまと思惑に嵌ってしまった気恥ずかしさから眉を顰めて不服だとばかりに詰め寄り。太腿に乗る頭部の程良い重みに初めて膝枕などという行為をした事を実感しどのように振る舞えばいいか分からず初めこそ居心地が悪そうに身を固くしていたものの眠気に襲われているようで微睡みかけた相手の顔を間近に眺める事が叶うと頬へ落ちる睫毛の影にすら見惚れてしまい壊れ物に触れるように怖々と髪に触れていた指先で睫毛に触れ)わりと目に留まる場所にあるから駅行けばすぐ見つかると思う。……メシの後だしな。眠かったら寝てもいいぞ。
4/29 16:02

★朝比奈紘
先輩は守られる側でしょう。……ん、そう言ってくれるような気がしてました(時折どうしようもなく庇護欲掻き立てられてしまう相手に関しては完全に守られる側にその身があることを知らせつつ求めていた言葉が相手の口から出てくれば先刻までの落ち込みようはどこへやら機嫌良さげな笑み滲ませて顔を上げる変貌ぶりを見せ。一応労いを目的にしているのだが愛犬に振り回されていない今、つまりは疲れを感じるどころか飼主であるはずの自身が楽しさしかない現状に僅かな申し訳ない気持ちもありながらそれでも眼前の誘惑に勝てないのならその膝を借りることにして。異性のものと違い柔らかくはないものの相手の脚と思えばこそ安らぎとはまた別の感情が芽生えそうでそわそわとしていた最中、髪へ触れられる心地よさも相まって重たくなる目蓋との格闘が始まるだろう)駅前。今度探しに行ってみようかな。……失礼します、……ぁー、寝ちゃいそ
4/29 15:46

★椿屋夏緒
そこで同意を求められて頷くほどお人好しじゃねー。単純に可愛い奴を守りたいってのは分かるけどな。……仕方ねぇからたまには甘やかす。(自分から自らの事を進んで話すタイプではない相手の饒舌振りに余程の思い入れがあるのかと興味は惹かれつつも深追いする事は危険だと本能的に感じて踏み込む事を回避し、次いで見る見る気を落としていく様には胸中穏やかでなくあっさりと折れて降伏し。穏やかな時間が流れる空間で共に昼食を取る事がこんなに至福なのであれば学校でも昼に誘ってみようかと思案し、背後の木の幹へと背中を預けてペットボトルを口へ運んでいたところへ掛けられた問いに頷いて相手の頭が乗せられたならば触れやすい位置にある髪へ触れてみようか)ん?駅前にある小さいパン屋。…労いのやつか。どーぞ、飼い主サマ。
4/29 15:21


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