海岸

▼過去ログ1258
2019/5/18 21:03

★松井 恋
……、それが一番きついっす(やや明るい口調で返された言葉にはげ、と肩を竦めて、いつもよりも恨めしげな視線を隣に投げてはぽつりと言葉を返して。鼻腔を擽る独特の香りはなれた匂いとは違ってやけに印象的で、それでもそれを口にするほど愚かではなく相手の声を聞きながら海を眺めて)……、やっぱり頭いいんすね、先生って。俺はそんなことまで考えてなかったっす(知見の深い言葉に感じられるは浅はかな自身らしく、のんびりとした口調で相手を称えては次いだ言葉には肯定とも否定ともつかない曖昧な言葉を返して)んー、まあ家から近いんすよ。だから、暇なときとか来るっす。暁月さんも、最近来るんすか?
5/18 21:03

★暁月 陽介
たとえテストの点が悪かったとしても呆れて怒ったりはしないけど、補習という名の愛情はたっぷり注がせてもらうかな(今ここで相手の成績を見れるわけではないので良し悪しは分からないが、補習帰りという状況は察するに十分なもので。少しばかりの悪戯心が混じった言葉を楽し気なピッチで相手に向けて)松井君か、覚えておくよ(寄せては返す波音に耳を澄ましながら一服し、それから穏やかに目を細めて雲の切れ目から差し込む月の光や町の明かりが散りばめられた黒い海を眺め)夜の海っていいよね。人類が誕生して初めて見た海も、こんな感じだったのかなって思うとワクワクする(楽し気に言葉を紡ぎ終えると相手の横顔に視線を移し)君はよくここに来るの?
5/18 20:58

★松井 恋
……、呆れて怒ったりしないでくださいね(相手の丁寧な言葉を聞けば安堵の溜息を零して、それでも自嘲気味に苦笑すれば、自分のあまりの成績の悪さに寛容な相手が匙を投げないかを危惧して。相手に促されるままに腰を下ろせば視線は相手ではなく眼前に広がる夜の海の闇へと投げ、それから緩慢に相手に向き直れば適当ながら会釈をして)まあ、よろしくっす、暁月さん。俺は2年の松井 恋っす。
5/18 20:47

★暁月 陽介
(相手の様子の変化を見れば緩い笑みを浮かべ)まぁ、僕は生徒が授業を楽しんでくれて教科の内容に興味を持ってくれる、というを目標にしてるからそこまで厳しくないと思うよ(吸う度に電子煙草の先端が青く光って薄暗さの中に滲み)こちらこそよろしく。ちなみに理科の地学と物理を担当してる暁月陽介っていいます。君の名前を聞いてもいいかな?お手柔らかリストに入れておくから(最後の言葉は冗談めかした声色で言うと階段に腰掛け)君もどう?立ち話もなんだしさ(傍らのスペースを目で示し)
5/18 20:40

★松井 恋
(相手がまた喫煙を始めるのを眺めていれば、その紫煙が夜空に立ち上ってそよぐ様をぼんやりと視界に入れて。教師と聞けばおどろきにまたゆるく瞬きを一つ、それから小さいながらもへらりと笑えば、情けないとばかりに後頭部の髪を掻きながら言葉を返して)え、そうだったんすね。よろしくお願いします、っつうか、まあ、お手柔らかに。
5/18 20:26

★暁月 陽介
(喫煙について柔軟な対応を見せてくれた相手の言葉に甘えてしまうほどに身体は化学物質を欲していて)ありがとう。今はお言葉に甘えさせてもらう事にします(申し訳なさそうな表情で告げるもすぐに電子煙草の電源を入れて一口含み)こんな体たらくで言うのも気が引けるんだけど。……僕も青藍で教師をしているから分かったんだ。今月着任したばかりだから、まだ授業であった事はないかもしれないね(煙を吐き出すと、それは甘ったるい独特の香りだけを残して初夏の生ぬるい風に浚われ)
5/18 20:23

★松井 恋
え、ああ、まあ。そんなとこっす。(振り返った相手の顔を認めながらも、その素性を知るほどの情報はなく。それでもその口から告げられれた言葉は寸分違わぬ事実で、不思議そうに、それでも表情は常のように表情筋の動かぬものでそれを認めて。手元の電子タバコに気付けばそれに視線を注ぎながら言葉を返しつつ、頭に浮かんだ疑問を告げてみて)……、あ、別に、吸ってもいいっすよ、気になんねえっす。なんで青藍てわかったんすか。
5/18 20:12

★暁月 陽介
(天気の変化を予感させる分厚い雲の流れを眺めながら運動後に喫煙という不合理な行為に耽っていると、背後から出し抜けに降って来た声に僅かに驚いて反射的に振り返り)……ん。いや、こちらこそすいません(慌てて立ち上がろうとすると相手のブレザーについている校章が目に入り)なんだ、青藍学院の子か。制服なところをみると補習帰りかな?(立ち上がって相手の方へ身体を向けると電子煙草の電源を切り、煙を相手にかからぬようにと手で扇いで流し)
5/18 20:03


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