海岸

▼過去ログ1281
2019/7/23 0:58

★妹尾 唯人
……そう?(やはり相手の思う所はよくわからずにいるのかその言葉に納得したようなしていないような微妙な表情をして短く言葉を発し。相手の方から隙間を埋めるように距離を縮めてくると照れ臭さを覚えるものの嬉しさが優って緩みそうになる口元を堪え)そっか、買っといて良かった。……俺は、こんな近くで花火見るの初めて。(チョコバナナを相手が喜んでいる様子であればホッとしたような笑みを浮かべて瞳を柔らかく細め、独特な大きな音を全身で感じ鮮やかに空を彩る光が広がり散っていくのを眺めているもふと横目で相手を見れば唇の端にチョコバナナのチョコスプレーが付着しており先日不意打ちを受けたお返しにと花火の打ち上げ準備の合間に敷物越しに岩に手を付き顔を寄せると舌先でチョコスプレーを舐め取り悪戯な笑みを零して)………ね、…チョコ付いてる。
7/23 0:58

★雛屋宜 十和
唯人が良くても俺が気になるってだけだから気にすんな。(此方の意図を図り兼ねている様子の相手へとちらと一度軽く視線流すのみにそう言えば、緑茶を渡し自身の分の水を傍らに置いては人気が無いのを良い事に隣座す恋人の方へと身を寄せ気持ち許し距離を縮め)…なんかこういうの食いながら花火見るって初めてだから新鮮だなって───っ、うわ、すげえ……、綺麗だな…、(不意に耳届く言葉に自ずと其方へと顔を向けて何処と無く嬉し気に緩む声色は恋人との初めてを重ねて行ける喜びを沁々と噛み締めているようで。そうしながら、手に在るチョコバナナを口へと運んでその甘く何処か懐かしい味わいを楽しむ最中、辺り一帯に響く打ち上がる音に自然と意識は其方へと流れ。濃紺纏う空高くに色鮮やかに咲く大輪に思わずと感嘆の吐息が零れ落ち、次々と彩り豊かな花火昇っては散り落ち行く儚さに釘付けとなり)
7/23 0:41

★妹尾 唯人
(互いに一つの言葉で羞恥心を抱くという正に犬も食わぬ状態になりながら移動してしまえば殆ど人目に着く事は無く。浴衣自体が兄のお古だと思うと此方としてはあまり執着はしておらず若干不思議そうにしながらも有難く敷物の上に腰を下ろし)もう何年物ってレベルの浴衣だから別に大丈夫だけど…?あ、お茶が良い。ありがとう。へー、ほんとに随分久々なんだね。(礼を言いつつ差し出された緑茶を選んで受け取ると傍に置いてからチョコバナナを見つめる相手の横顔を眺め自分のそれを食べ始めてはタイミング良く甲高い音が聞こえ視線を移した先で体の芯まで響く音と共に夜空に大輪が輝いて)…どうしたの?食べきれなさそう?……お、…わ……すご。
7/23 0:16

★雛屋宜 十和
(此方の言葉によって忽ちと相手にも照れが灯るならそれと連動するかの如く自身にも殊更に孕む羞恥。然しながら発言撤回する事は無く恋人の愛らしい姿に柄にも無く高鳴る胸携えながらチョコバナナ片手にもう反対に愛おしい柔い温もりを捕まえて少し離れた岩場へ)浴衣、汚したくねえじゃん。ほら座れよ。そろそろ花火始まりそうだし。つうかチョコバナナって久々。食うの中一以来。(前回祭りに赴いた際に失念していた事柄を今回こそはと予め用意し持参した敷物を敷いて相手へ座すよう促しつつ先に腰を下ろせば、肩からトートバッグを下ろして中から冷えた水と緑茶のペットボトルを取り出しそれ無言差し出し恋人の希望する方を渡して漸くと落ち着いたよう息を吐いて片手に在るチョコバナナをじっと見詰め)
7/23 0:04

★妹尾 唯人
そう?良かっ………あ……ん、んー………なんか恥ずかしいな…。(変ではないと明言してもらえると胸を撫で下ろしながら呟き掛けるも相手の小さな声も耳聡く拾えば照れ臭さが生じ意思に反してほんのりと頬を朱に染めて軽く下唇を噛みつつ視線を泳がせて)どうぞ。うん、どうせならゆっくり観たいよね。(オレンジ色のチョコバナナを受け取って貰えれば空いた方の手をふらふらさせながら歩いていくも途中で緩くも手を握られドキリと心音が跳ね上がって。手の平から伝わる相手の温もりに神経が集中してしまいながら岩場まで着くと前回に引き続き気が利く相手の行動に苦笑を零して)ああー…またそんな…彼氏力を。
7/22 23:47

★雛屋宜 十和
……別に変じゃねえ。……、……寧ろ可愛い。(紡ぎ掛けた言葉を拾い此方へと問い投げる相手に透かさずと否定の言葉。それから数瞬の沈黙の後今し方迄真っ直ぐ向けていた視線を気恥しさ誤魔化すように逸らせば薄く開いた唇に聞こえるか否か位の微かな声音以て奏でた胸の内の素直な心情を乗せる次ぎ、チョコバナナについて言い及ぶなら殊更に無邪気さ顕の所作と科白に自ずと表情は楽し気緩むものと変化し)…ん、こっち。そうだな、人少ねえとこがいいもんな。(外していた視線を再び相手へと移し向けられる二択にオレンジの方を手に取って歩き出す恋人の後ろを着いて行き。軈て此方振り返る彼の言葉に浅く頷き示して早速と其方に向かう最中、控え目に恋人の片手先を緩く握って繋いでは人波を抜け、程無く辿り着く余り人気の無い岩場で徐にトートバッグから二人用の敷物を取り出して広げようか)
7/22 23:35

★妹尾 唯人
(此方を振り返った相手の僅かな表情変化に気付くもののそれが良いものか悪いものかまではわからず況してや心音の変化を察する事は不可能で、髪を掛けている左耳の方へと瞳を動かしながら少し肩を竦める動作を)良かった。……ああ、着付けと一緒にやってもらったんだけど…変だった?……、通りかかって美味しそうだったからついね。どっちが良い?(ゆっくりとした動作ながらに相手が振り返ってくれるとチョコバナナについて触れられ瞳で弧を描きながら両方を掲げて。相手がどちらかを手に取ってくれたならば早速堤防を越えて見物場所を確保と思うも意外と人が集まっており出来るだけ空いている場所をと探し、ふと海岸の端の岩場が目に付いたならば相手を振り返って)さて、行こっか。最終日だし結構混んでるね………あ、ねえ、あの岩の所、人いなさそうじゃない?
7/22 23:04

★雛屋宜 十和
(暫時海へと意識を向けている刹那、不意に背中受ける軽い衝撃に極僅か前方に重心が蹌踉めき。然し直ぐ様覗き込まれた容貌は待ち焦がれた恋人そのもので、普段と些か異なる雰囲気を宿した姿にあからさまな変化こそ無いものの常眠た気な双眸を微かに丸くし)……、…っ……待ってねえ。…唯人その髪……、…つうかもう何か買ってんのか。食いしん坊かよ。(一瞬息が詰まり一気に高鳴りを宿す心音。悟られまいと意識する余りに返す一言は素っ気ない印象を与えて仕舞っただろうと。緩慢な動作以て確りと相手と向き合う体勢へと変え、改めてと見受ける愛らしい恋人の姿に思わずと無意識に其方へと片手先伸ばし掛けるも相手の両手を占領する鮮やかな存在に漸くと気付けば気の抜けたような緩い笑声を吐息に乗せ)
7/22 22:53


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