海岸

▼過去ログ326
2008/6/21 23:25

★有澤 彰
(すっかり項垂れてしまった相手が己の知るしっかりした印象とは全く違う相手に目元を和らげ、ぽつりと呟かれた言葉に宥めるようにぽんぽんと背中で手を弾ませ。相手の手を取り己の持っていた傘を握らせるとすっかり雨の溜まった転がっていた相手の傘を拾い上げたたみ)
……もしよければ僕の部屋に寄って行きませんか?すぐ近くなんです。お茶くらいしか出せませんが体温めた方が良いですよ。(まるで迷子の子供のように見えたからか放っておく気にはなれず、このままでは相手は確実に風邪を引くだろうと暫し思案すれば、少し強引かとは思うものの学院に戻るより比較的近い自宅へと誘い)
6/21 23:25

★本城正義
――面目無い。(相手の口調は至極穏やかで柔らかいものなのに、叱られてしまった子供の様に眉尾垂れさせたまましょぼくれて項垂れるとポケットから両手を出して大人しく髪を拭って貰い。髪の毛の先から落ちる雫を見遣ると静かにぽつりと漏らし)…何遣ってるんだろうな、俺は…。
6/21 23:13

★有澤 彰
(相手の視線を追い砂浜に転がったビニール傘へとちらと目を遣ればすぐに相手に視線を戻し、トートバッグからハンドタオルを取り出せば気恥ずかしそうに視線を逸らし頬を掻く相手の濡れた髪を拭い)
頭だけじゃなく体まで冷やしてしまいますよ。…ほら、服もすっかり濡れてるじゃないですか。いくら温かくなったからって、無茶ですよ。(普段とは違う相手の様子から何かあったのだろうと察するも問うことはなく、叱るでも呆れるでもない穏やかな口調で話し掛けながら髪の雫を拭っていき)
6/21 22:58

★本城正義
(水嵩を増した所為かいつもより低く轟く波の音を聞きながら遠く視線を馳せていれば、不意に頬を打つ雨粒が止み。静かな声に漸く肩越し振り返れば相手の存在を知って僅かに目を瞠り)――、有澤か。はは、済まん。有難う…この程度なら頭を冷やすに丁度良いかと思って。(バツが悪そうに苦笑しながら相手の気遣いを素直に受け取ると、心持ち頭を下げて傘の下に入り。自分が置きっぱなしの傘に視線を転じると、気恥ずかしそうに視線を逸らして頬を掻き)
6/21 22:40

★有澤 彰
(校章ワッペンが胸ポケットについた半袖シャツにモスグリーンのネクタイ、灰色のスラックスという規定通りの制服姿。黒のブリーフトートバッグを肩に掛けグレーのチェックの傘をさし、学院からの坂道をのんびりした歩調で下りて来れば遠回りになるにもかかわらず海岸へと足を向け、静かな雨音だけが響く暗い砂浜を見渡して)>入室

(ふと視線の端に引っかかった白っぽく浮かび上がる人影に双眸を瞬き小首を傾げ、よくよく目を凝らせばその人物が傘をさしていないことに気づき眉を寄せ、砂浜へと下り波打ち際に佇む相手に歩み寄っていけば見知った同級生であることに気づき背後から傘を差し掛けて)…風邪ひきますよ、本城君。
6/21 22:18

★本城正義
(白地に黒いサイドラインのジャージ姿で静かに降り続く雨の中を、透明なビニール傘を差して当て所無く海岸増の坂道を降りてくると引き寄せられる様に砂浜へと下りて行き。砂を踏みしめる足が重く知らず深い吐息をつくと傘を手放し開いたままその場に放り。ジャージのポケットに両手を収めて波打ち際で遠く水平線を射る様に見詰め)>入室
6/21 21:48


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