設定はこんな感じだ。


今は4023年、だが街並みは2000年前とそれ程変わってねぇ…らしい。
違う点があるとすれば…女が少ない。そして、Ω性、α性、β性があるという事だ。
数百年前に流行った感染症で世界の人口は1/4に、そして男女比が男8に対して女2くらいの割合になった。それと同時に現れたのが、Ω性とα性だ。だが、まだまだ貴重な存在で、Ωとαの人数は必ず同数だが、人口の0.5%くらいしかいない。Ωとαは生まれた時に必ず運命の番が存在する。そんな世界に生まれた俺と臨也、俺はαで、臨也はΩ。運命の番だ。でもお互い知らずに両片想い。
けど、臨也の方に問題があって、臨也はΩだけど‪α‬のフェロモンを嗅ぎ分けられねぇらしい。Ωのフェロモンも出せねぇし、25歳になった今も1度もヒートが来てねぇとか…だからお互いにΩと‪α‬だって事すら知らねぇ。しかも臨也、重度の便秘症で、EDで不感症らしい。自分でシても気持ち良くなれないし、勃つ事もしないらしい。心配した両親が‪α‬との見合いの席を設けたり、上手くいかないなら体から…とセックスを先にさせようとしたりしたみたいだけど臨也は触られるだけで気持ち悪くなったり、アナルに指を入れようとしただけでも泣いて痛がって無理だったらしく、臨也の方もトラウマになってるっぽい。まぁ…極稀にいるんだ…運命の番しか受け入れられないΩ…多分臨也はソレだ。
でもこの世界は上手く出来てて…一般には知られてねぇけどΩ専門医の間では有名な神隠し現象ってのがある。まだ調査中だからこの情報は一般公開してねぇけど…
普通に生活してたら出会えない状況にあるΩと‪α‬が2人で出入口の無い見知らぬ部屋に閉じ込められる。脱出条件は2人のセックスらしいが、そのペアによってセックス回数は違うらしい。部屋の特徴は、真っ白なドーム型の部屋でダブルベッドが1つと玩具や薬品が揃った戸棚が1つ。それと壁が完全にスケルトンになってて丸見えのバスルームとトイレがあるだけらしい。当然、スマホは圏外。
俺と臨也は気付いたらその部屋のベッドで寝てた…とそんな所から始めたいと思う。


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