管理人の独り言
過去ログ155
2012/4/7 1:02
▼真鍋周平備忘録 新婚旅行編 その65〜Wempe〜
〜なぜ機械式時計か〜
個人的にヨーロッパの旅行中にぜひ購入したいと
考えていたのが革鞄と腕時計である.
革鞄は嫁に買ってあげたので
次に買うのは私個人が利用する腕時計である.
それも「機械式」の腕時計である.
これについては私なりのこだわりがある.
少し長くなるが時計を購入するにあたっての
私なりの考え方をまとめておく.
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時計にとって一番重要な機能は正確な時間を知ることである.
次に重要な機能が丈夫で長持ちすることだろう.
要するに「正確さ」と「品質」が重要である.
しかし,パソコンや携帯電話の普及に伴い
正確な時間はどこでも知ることができるようになり
腕時計の必要性は徐々になくなる.
国内の腕時計全体の売上はこの20年で半減した.
それでも私が腕時計が欲しくなる理由は
やはり造り手の情熱を感じるからだろう.
メカニカルな機構でいかに正確な時間を刻み品質を確保するか
そこに努力する職人の情熱を感じるから機械式の時計が欲しくなるわけである.
それは合理性とか経済性で説明されるものではない.
それは私の愛する「高跳び」についても同じことが言える.
ただ高く跳ぶだけであれば道具を使えば誰でも高く跳べる.
そうではなくて生身の人間が高く跳ぶから
努力のうちに見出される喜びがあり普遍的・基本的・倫理的諸原則の尊重に基づいた
生き方の創造,つまり「人間賛歌」とも云えるスポーツの価値があるわけである.
そこにも理屈を超えた価値観がある.
機械式よりクォーツの方がよっぽど安価で正確な時間を知ることができる.
しかし私が腕時計に求めているのは単なる正確さ品質ではなく
メカニカルな機構で「精度」や「複雑機構」を「高い品質」を実現する
造り手の情熱であり機械への愛情である.
4/7(土)1:02
▼真鍋周平備忘録 新婚旅行編 その64パリ風マカロン(世間一般でいう所のマカロン)の元祖
と呼ばれる店に来ているのだから
当然,マカロンを食べなければ始まらない.
店に入ると英語のメニューが出されて一安心したのだが
中身(カテゴリーの順番)がよく分からないため
メニューを読むのに非常に苦労した.
食べ物の単語というのは普段使うことがないので
食事に行く前に下調べが必要である.
なんとか2人で時間をかけて中身を読み解き
紅茶とレモネード4つマカロンの盛り合わせを注文した.
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しばらく待つと店員が飲み物を持ってきて
後からマカロンが乗せされた皿と
ナイフ,フォークを持ってきた.
紅茶は大きめの金属製のポットに波々注がれており
明らかにコップ数杯分の分量であった.
レモネードは驚いたことに瓶ごと出され
こちらも想像していたものよりは分量が多かった.
まあ「時間をかけてゆっくり楽しみなさい」ということなのだと理解した.
丁度一日が終わり疲労がたまった時間帯だったので
2人でゆっくりとドリンクとマカロンを楽しんだ.
まさに「御婦人方が寛いでお喋りを嗜んでいた昔のサロン」の雰囲気である.
出されたマカロンは香りが非常に強く
日本のお菓子にはないフレッシュで新鮮な生々しさを感じた.
人工的ではなく有機的で自然な香りである.
表面のサクサクした食感と
中のどろっとしたクリームのギャップも素晴らしい.
しかもそれほど高くない.
特にカシスとキャラメルは印象的な味で
ベリー系の香りとキャラメルの濃厚な香りが印象的であった.
飲み物が普通であったが,さすがにマカロンは美味しかった.
マカロンは非常に美味しかったため
帰りにロワイヤル通りの本店横のマカロン売り場で
夜食用にさらにマカロンを追加で購入した.
レジのお兄ちゃんは「ありがとね」と日本語で愛想よく挨拶してくれた.
店の重厚とした雰囲気はともかくとして
店員はフレンドリーでサービス精神旺盛ため好感が持てた.
4/6(金)23:16
▼真鍋周平備忘録 新婚旅行編 その63〜ラデュレ〜
ラデュレはマカロンを看板商品とした
フランスを代表する洋菓子店である.
名古屋の高島屋にもお店があるが
嫁がぜひ地元フランスの店に行きたいと熱望していたので
休憩も兼ねて店に寄ることにした.
まず我々が向かったのはロワイヤル通りにある本店である.
平日の夕方だというのに店内は客で溢れかえっていた.
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本店だけあって中は古い木造の建物になっており
店の中のテーブルや調度品,壁画,天井画に至るまで
歴史感を感じる豪華な造りになっていた.
で店内装飾があまりに豪華すぎることと
メニューがフランス語でしか書かれていないという
「敷居の高さ」により,またもや入店を諦めた.
言葉もそうだが,フランスの店はイタリアとは違い
どことなく排他的な雰囲気が強い.
店内も観光客というよりは地元の人が多いように見えた.
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話し合いの結果,もう少し敷居が低そうで本場の味を楽しめそうな
近くの百貨店(プランタン)の中にあるラデュレに入店することにした.
まだデパートの中にあるというのが救いだったが
ここも十分に豪華な店で,入るのには少し躊躇したが
デパート特有の敷居の低さも手伝いなんとか入店することができた.
名古屋にある系列店もここまでの雰囲気を
演出しているのだろうか?
4/5(木)23:41
▼真鍋周平備忘録 新婚旅行編 その62〜バカラ〜
バカラはフランスを代表するクリスタルガラスのメーカーで
酸化鉛を多く使用したクリスタルガラスは
純度の高い氷を削ってできたグラスのように
異常な透明度と輝きを持っている.
我が家には少し小ぶりなロックグラスと
結婚のお祝いにプレゼントされた大きめのペアのバカラグラスがあるが
他のものと明らかに存在感が違う.
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長く使う愛用のグラスとなれば
バカラのグラスが欲しくなるものである.
フランスに旅行に行くのだからバカラショップには
是非寄りたいと考えていた.
(バカラ美術館にも行きたかったが時間の都合で行けなかった)
「なんでそんなにグラスの種類が必要なの?」と嫁によく言われるが
私のようにウイスキー好きの酒飲みにはロックグラスとタンブラー,
ショットグラス,テイスティンググラスの4種類は最低限必要である.
今回の旅行ではショットグラスを購入するつもりで
パリのバカラショップを事前に調べていた.
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結論からいうとバカラショップには
入ることができなかった.
店の外のウインドウには
見慣れない花瓶やシャンデリアが並び
その一つ一つが「車」と同じくらいの値段であった.
グラス以外のガラス製品を作っていることは知っていたが
想像していたレベルを遥かに超えた高級ショップであり
さすがに2人で「来る店間違いましたね」という話になり
外から美しい商品の数々を見学したあと退散した.
4/5(木)22:16
▼真鍋周平備忘録 新婚旅行編 その61オルセー美術館を出た後は国民議会の前を歩き
橋を渡ってコンコルド広場を通り過ぎ
マドレーヌ教会付近でショッピングをすることにした.
オルセー美術館を出てセーヌ川沿いに西に歩くと国民議会がある.
日本でいう国会議事堂のような場所なのだが
多数の軍用ヘリが周囲を飛行して物々しい雰囲気であった.
どこかの国の要人が来ていたのかもしれない.
セーヌ川の川沿いにはクルーズ船が数多く止まっており
人気の観光スポットのようだった.
クルーズ船に乗ってセーヌ川沿いの景色を
優雅に観光するのも楽しそうだ.
橋を渡っている間にも何隻が大きな船が橋の下を通過した.
国民議会前の橋を渡りきるとコンコルド広場に出る.
マリー・アントワネットが処刑された場所であり
今では広場の中央に巨大なオベリスクと噴水がある.
広場の正面には移動式観覧車があり
2人で乗ろうと思ったのだが観覧車の回転が速く
実質2分程度しか乗れないにも関わらず1人10ユーロと
割高であったため乗るのをやめた.
今から思えば,正面にエッフェル塔が見え
セーヌ川が見渡せる絶景スポットにあったので
乗ってみてもよかったかもと思う.
コンコルド広場からさらに北上してマドレーヌ教会まで行くと
周囲はショッピング街になっている.
買い物ならシャンゼリーゼ通りでも十分にできるのだが
ここには旅行に行く前から注目していた「バカラ」「ラデュレ」「Wempe」の
三つのショップがあった.
4/4(水)23:34