管理人の独り言

過去ログ157 2012/4/11 22:10

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その73
〜凱旋門〜

夜の凱旋門はライトアップされているため
迷うことなく近くまで行くことができた.
高さ50mと意外に大きな建造物なので遠くからでもよく目立っている.

凱旋門に向かう途中,迷彩服を着て銃を持った兵士と何度もすれ違った.
何かパリで事件があったのか
日常的にテロ対策で兵士がウロウロしているのか
よく分からなかったが国民議会周辺の軍用ヘリの多さといい
物騒な国だなと思った..

凱旋門は12差路の交差点のちょうど中央にあり
横断歩道はないため地下道で門まで移動する.

地下道を出ると門の真下には第一次世界大戦の無名戦士の墓があり
小さな炎が灯っているのが見える.
その真上には凱旋門から吊るされた大きなフランスの国旗がたなびいている.

丁度そのすぐ近くに凱旋門の入口があり,ミュージアムパスを使えば
中に入って上の展望台まで上がることができる.
古い建物なので当然のことながらエレベータはない.
50mの高さを螺旋階段で一気に上まで登らなければならない.
途中で降りれる階などはなくヒタスラ最上階を目指して登るだけである.
(この螺旋階段は途中で下を覗き込むと非常に怖い)

螺旋階段を上りきると土産屋のあるフロアに出て
そこから更に別の階段を登ると屋上に出ることができる.
土産屋は夜9時を過ぎても開いている.
それだけ観光客が多い場所ということである.

屋上に登ると12本の通りが光の帯びになって
凱旋門から放射状に伸びているのが見えて
美しいパリの夜景が楽しめる.
シャンゼリゼ通りは特に明るくネオンが光っており
末端にはコンコルド広場でライトアップされ観覧車が回っているのが見える.
ライトアップされたエッフェル塔も近くに見え絶景である.
凱旋門には観光客の少ない夜遅くに行くことをお勧めする.
4/11(水)22:10

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その72
時計屋で品定めをした後は
晩御飯を食べにシャンゼリゼ通りに地下鉄で移動した.

〜シャンゼリゼ通りの食事〜

シャンゼリゼ通りは言うなれば世界で最も華やかな商店街である.
車メーカーの店が沢山ありレッドブルのF1カーが展示されていたブースなどがあった.

TOYOTAの店もあったが通りからは次世代コンセプトカーが見えるのみで
販売というよりは展示を目的としている店のようであった.
店の前で覗き込んでいる人もチラホラ見えたので「ウケ」は良いようである.

食事はホテルでガイドが勧めてくれた「レオン」に行くことにした.
緑のテントが目印だと聞いていたので店はすぐ見つかった.
ムール貝の料理を売りにしているチェーン店である.

店に入ると名物のムール貝とサラダのセット
店の名前のついたレオンビールを注文する.
この頃には私の体調も完全しておりビールで一杯やりたかった.

以下,食事についての感想である.

・レオンビール

飲みやすく日本ではあまりないタイプの甘みを感じる.
発泡酒の持つ甘みに似ているがどこか違う.

・サラダ

サーモンのサラダを注文した.
サーモンは日本で食べる,「いつもの」サーモンの味で
オリーブオイルとバジル,レモンで味付けられていた.
美味しいサラダだ.

レタスに辛しマヨネーズが大量に付けられており
食べるのに少し苦労した.
マヨネーズの量の多さは謎である.
フランス人はマヨネーズ好きなのかもしれない.

・ポテト

店では客がみんな美味しそうにポテトを食べている.
ポテトは食べ放題で注文しなくても好きなだけ食べることができる.
マクドナルドのように細くカットされたジャンキーな味ではなく
大雑把にカットされたジャガイモそのものの素朴な味がする.

・ムール貝

ムール貝はトマトやバジルで味付けでされており
貝特有の「だし汁」と相まって美味であった.
単純な味付けだが貝そのものの味が美味しいのでこれで十分である.
思わず汁まで全部食べてしまった.

日本にいる時から貝料理は好物である.
伊勢の牡蠣,諫早の牡蠣は素晴らしい.
香川の牡蠣もなかなかのものである.

日本ではムール貝の単価が高いため
ムール貝を美味しく安く楽しめるのも
フランスならではの醍醐味だろう.
4/10(火)23:32

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その71
以下,購入候補に挙がった他の時計に対する所感を書く.
全て挙げるとキリがないので旅行先のイタリアとフランスのメーカーに絞って書く.
私の時計の好みが分かると思う.

<イタリアメーカー>

・オフィチーネ パネライ

イタリアの時計は黒文字盤のものが多い.
基本的に黒ベースの文字盤は苦手である.
パネライは値段も少し割高.

個人的な偏見かもしれないが
イタリア人の作る精密機械には強い不安を感じる.

ちゃんとした物造りができる国民性なのか
旅行を通しても不安を感じる場面が多々あった.


<フランスメーカー>

・ディオールオム

デザインは気に入った.
ムーブメントは自社で作っているわけではない.
もともとファッションブランドなのだから当たり前か.

これを購入した後,日本でどうメンテナンスをお願いしていくのか不安.
ディオールが時計部門から撤退した時点で終了である.
(まあ中身を作っているメーカーに持っていけばなんとかなるが)

・ブレゲ

欲しい!と思ったが完全に予算オーバー.
お小遣いで買えなくもないが嫁に猛反対されること必至.
先に車を買い換えましょうという話.
機構が複雑な分,故障情報が多い点も気になる.

ブレゲ,パテック・フィリップ,ヴァシュロン・コンスタンタン
オーデマ・ピゲ,ランゲ・アンド・ゾーネのようなメーカーは
私のような小僧の持つ時計ではない.
お小遣いや特許収入が増えれば退職する頃に買うかも.

・レオン アト

デザインが気に入ったが少し高い.
スウォッチグループというのもマイナス要因に.
気になって調べてみたが
ローマとパリに販売店が見つからなかった.
日本でメンテナンスできるかも不安有.

<その他>

・ストーヴァ

NOMOSと同じバウハウス調のシンプルなデザイン.しかも安い.
もう少しムーブメントへのこだわりがあって,
精度のよい時計を作っていれば買ったかも.
中身の仕上げも不満であった.
4/9(月)11:39

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その70
●ムーブメントについて

NOMOSの場合はETA社のPeseux7001をベースに
徹底的に自社で改造している.
既に8割以上のパーツを自社生産でまかなっており
自社開発ムーブを名乗っている.
マニュファクチュールのメーカーとして紹介されることも多い.

しかもシースルーバックで
飾り掘りされた表面プレートはグラスヒュッテストライプ模様であり
「NOMOS」としっかり刻印されている.
テンプの下に細かいペルラージュ模様の地板が見え
全体として非常に美しい仕上がりになっている.素晴らしい.

●強度について

信頼のドイツ製であり目立った故障情報もない.

ケースのガラスは両面ともサファイヤガラスで強度が強い.
(裏面までサファイヤガラスにする必要があるか謎だが)

最低限の日常生活防水機能有.

●価格について

日本で購入すれば22万円前後の時計が
ヨーロッパなら免税も併用すれば,ちゃんとした店で15万円程度で買える.
まさにユーロ安万歳である.

新婚旅行の記念に買うのだから
イタリアとフランスのメーカーのものにしようと
かなり調べたが条件に合う時計が無かった.


●ステータス性について

世間的な認知度は極めて低い.
時計雑誌にもほとんど紹介されることはないし
そもそも日本で販売している場所が少ない.

職場でも知っているのは私の後輩社員1名である.
(そしてこの後輩も購入を希望している)

●機能について

時間と日付が分かるので十分.

カレンダーの自動送り機能はないが
日付変更時間帯付近で針を進めたり戻したりすれば
日付が変わるのでそんなに手間ではない.

それよりもカレンダー早送りの禁止時間帯が排除されたことで
誤操作による故障のリスクが軽減している.
うっかりミスを無くす嬉しい機能といえる.

購入した後,知ったことだが
新しいムーブメントにはハック機能(秒針停止機能)がついている.
精度の高い時計の場合はこの機能は非常に嬉しい.

ゼンマイを巻いた後に前日の誤差をハック機能で調整し
時計のコンディションを毎日チェックできる.
まあ精度に自信があるからハック機能を追加したのだろう.
4/9(月)11:38

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その69
結論からいうと旅行の最終日に
NOMOS-LUDWIGのデイト機能付きの物を購入した.

〜NOMOSの時計〜

●精度について

日差8秒以内がメーカー保証されており
私の精度要求を満たす.
実際に使ってみると平置きで日差1秒.
普段使っていても日差4秒程度と機械式にしては驚くべき精度である.
しかも時間が進む側にしか誤差はでない.

手巻きの機械式時計でこの精度は驚異といえる.

●デザインについて

どシンプルである.
余分なものがなくごちゃごちゃしておらず
飽きのこないシンプルで落ち着いたデザインである.
しかも薄い.

そして「独立時計師たちの小宇宙」で紹介されていた
シンプリシティと同じスモールセコンドタイプのデザインであり私の好みである.
ちなみに同じく番組で紹介されていたパテック社の作る
カラトラバも私の好みのデザインである.

デイトタイプのものは日付リングがムーブメントの外周に配置されているため
ケース厚が0.2mmしか厚くなっていない.素晴らしい工夫である.

ちなみに他の商品は
・TANGOMAT→重厚感が強すぎる
・TANGENTE→アラビア数字よりローマ数字が好き
・ZURICH→高すぎる
という理由でLUDWIGを選択.
日本で取り扱いが少ないというのも一つの購入動機になった.
LUDWIGのデイトタイプは売っているのを見たことがない.
4/9(月)11:37

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