1 折尾瀬夏葉

折尾瀬 夏葉(4)

高等部一年、折尾瀬夏葉の部屋です…♪


(>>>64から引き続きです♪)
24 夏葉&ミル
いちはがいなくなってしまった。

良かったのは、いちはにちゃんと笑顔でお別れできたこと。
心残りは、いちはの前で泣けなかったこと。

「ミルも…泣いてなかったですね…」

寮の廊下を歩きながら、先に部屋に戻ってしまった意地っ張りな相棒を想う。
今頃、一人部屋で泣いてるんじゃないだろうか?

「……」

そう思うと、心が痛くなる。
今日くらい、とびきり優しく接してあげよう。
そんな決意と共に自室の扉を開ける。


「おかえりなさい♪
あ・な・た☆」


出鼻を挫かれた。


「む、どうした。ノリが悪いぞ?」

「…;」

人がちょっと優しくしてやろうと思ったらこれだ。
心配していた自分が馬鹿らしくなる。
もういい、私は拗ねた。
そのフリフリエプロンは何だとかテーブルの上にセッティング済みの料理はデリバリーなのかとか何で浴室の方から心地よい湯気が漂ってるんだとかベッドの上に堂々とそれでいて厳かに鎮座している「YES」と書かれた枕はどういうつもりやねんとかいうツッコミなどしてやるものか。
徹底的にスルーしてやる。

「おーい、夏葉〜?
どうした、反応無しか?」

「…悪いですけど、今は冗談に付き合ってる気分じゃないです」

部屋着に着替えながらぶっきらぼうに答える。
ミルはやはりミルなのだ。良い意味でも悪い意味でも。

「何だまったく…人がせっかく気を遣ってやったのに…」

そんな風に一人ごちるミルに、私の動きが止まる。

そこで気付く。
何だ、ミルも同じだったのか。
お互い元気が無いんじゃないかと心配して、お互いに気を遣って。

微妙に滑稽で笑えてきた。
そんな私の笑みを勘違いしたのか、ミルが不満そうにジト目になっている。

そんな視線を他所に、テーブルに着いて料理に向き合う私をミルが目を丸くして見つめ…満足そうに笑って、向かいに座る。

「…いただきますです♪」

「召し上がれ♪」

今はミルの余興に付き合おう。
ミルに気を遣われつつ、私もミルに気を遣ってやるのだ。


「……ミル?」

「? 何だ?」

だが、これだけははっきりしておこう。


「…あの枕は大至急片付けてくださいです」
25 夏葉&ミル
「お伽噺をしようか」

食事も終えて、お風呂も入って、一緒にベッドに入った真夜中、急にミルが口を開く。

――何ですかいきなり、というか、もう眠らせてください――

良い感じに睡魔に襲われつつあった私はやや不機嫌そうに返した…と思う。
寝ぼけているので意識がはっきりしていない。
だがそんな私に構わず、ミルは言葉を続ける。

「私は汝に呪いをかけた」

――いきなり呪いとかメルヘンが欠片も無いですね。しかも主人公私ですか?――

微妙にツッコミを入れた…と思う。

「汝は将来、一葉との間に子供を授かる」

――女の子同士で子供って出来るんですか?――

生物学上当然の疑問を口にした…と思う。

「良いのだ、呪いだから。
…その女の子は、一葉によく似たとても可愛い女の子だ」

――……………――

無言で聞き入った…と思う。
少なくともまだ、意識を手離してはいない。

「汝はその女の子に一葉と同じ名前を付ける」

――確定ですか?――

「呪いだからな」

そんな問答をした…と思う。
随分ご都合主義なお伽噺だ。

「そして、汝は愛しい家族に囲まれ幸せに暮らす。めでたしめでたし…fin」

――ちゃんとハッピーエンドなんですね?――

「お伽噺だからな」

そう言ってミルが微笑んだ…と思う。

――…けど、素敵なお伽噺ですね…一葉と、いちはも一緒に…幸せに暮らして…――

そこで、私は深い眠りに落ちた。

「お伽噺は、幸せでハッピーエンドと相場が決まってる」

ミルの唇を額に感じた…と思う。
26 ヴァンファミリー
夏葉:…あれ?
こ、ここはどういう空間なんですか?

流夏:え〜と…PLが【もし自分とこのキャラに声がつくならどの声優さん?】的なネタを思いついたらしいから、急遽部屋を使うことに…

ミーナ:まぁまぁ…細かいことは気にしねぇで早速行こーぜ♪

流月:い、いいんでしょうか…;


【もし自分とこ(以下略)】

枝葉…南央美さん

夏葉&ミル…飯塚雅弓さん

アリサ…豊口めぐみさん

流月…島涼香さん

火焔…田村ゆかりさん

真輝奈…三宅華也さん

運命…桃井はるこさん

リビエナ…柚木涼香さん

一檎…植田佳奈さん

流夏…真田アサミさん

マナセ…高橋美佳子さん

ミーナ…斎藤千和さん

エリチェ…中原麻衣さん

響…大原さやかさん


アリサ:あ〜これ何となく解る。
あたしのモデルって絶対はやて×ブレ○ドのじゅんじゅんだし;

真輝奈:わたしの場合はあれ、うたわ○のトウカだよね;
どっか抜けてる感じが似てる…かも?

枝葉:わたしの場合イメージ的にこの声、っていうのが当初からあったらしいのですよ〜♪

夏葉:私は元々コンセプトが『ツン(クー)デレトリーシャ』だったらしいです;
似てるのは顔だけ…みたいです;

ミル:私も同じ声なのは『ミルは夏葉にクリソツ』という設定があるかららしいが…実は手抜きか?;

運命:わたしのイメージボイスって桃井さんだったんだ…;

火焔:わたしとか、絶対ミスマッチ…;
ギャップは萌える、とか言ってた…けど…

流月:私はイメージ的にはちょっと大人びたア○カルのす〜ちゃん…らしいです♪

リビエナ:私の場合は、性格のコンセプトの『二面性』に柚木さんのキャラがばっちり合ったからみたいね…。

エリチェ:わたしは元々スパロ○のエクセ姉さんがモデルらしいんだけど、水谷さんじゃないのは「ちょっと大人っぽ過ぎるかな?」って理由かららしいわよん♪

一檎:うちらは…あれやね、リリカルな○はの…;

流夏:絶っ対そう;
あたしハンマー持たんっつーの;

マナセ:アンチョク…;

ミーナ:ああ、そういやアタシのモデルってスバルだったな〜♪(原型無し)

響:響は…

全員:『ラスボスっぽいから』

響:…だな、うん。

(とあるお方のサイトを拝見して、つい書きたくなってしまいました…後悔はしていません!;)
27 ヴァンファミリー
【オマケ】

ナナシ…大塚明夫さん

ナナシMk-2…小山力也さん


夏葉:…うちのPLは安直な上に何て罰当たりなことやらかしやがってんですか!?

一檎:う〜ん…安直なんかもしれへんけど、うち植田さんが声当ててくれたら嬉しいな〜♪

流夏:あ、実はあたしも////
本気でヴィータみたいなキャラ目指そっかな〜…♪////

マナセ:…キャロ…♪////

真輝奈:論点がすりかわってるよ〜;

アリサ:というか上のオマケはネタか? ネタなのかい?;

リビエナ:…私、大塚さまたちに何て無礼なことを…;(ガタガタ)

火焔:お、落ち着いて…;

ミーナ:ああ、主犯は間違いなくPLだしな;

響:ちょっとPLシメて来る。

流月:か、加減してくださいましね?;

【更にやらかしてしまった。後悔は(以下略)】