海岸

▼過去ログ1317
2020/7/27 23:02

★知羽 麻璃於
(暫時一人切りの刻を過ごしているも不意に聞き覚えのある声音以て自身の名を呼ぶ音色を認めるなら屈む体勢のまま其方へと振り向く所作。街灯はあるものの薄暗い砂浜の上両の眼を細め注視する事で漸くと声と姿が一致したと呼気を浅く流せばその名を呼び緩慢な動作屈み曲げていた脚を伸ばし起立し元の姿勢へと戻って相手と一歩距離を詰め自身棚上げに投げる問いに続いて久々に訪れた偶然の再会に微か喜を含む声色と和らげた表情を向け)……、…空哉さん。今晩は。こんな所で何してるんです?と言うか、久し振りですね、こうやって会うの。学校では顔見てるんですが。


★枢李空哉
(淡い紫ふわふわと揺らし透き通った薄紫にはミントグリーンのプラスチック眼鏡かけ、紺の七分袖の上からグレーのロングカーディガン羽織り黒のスキニーといった出で立ちにて何となく眠れず散歩と称し足を向けたは海岸で。暗闇の中、薄らと見えた姿は久方振りに認めた人物ではないだろうかとゆったりと歩み進め近付こうか)……知羽、くん?>入室


★知羽 麻璃於
(白地オーバーサイズの五分袖バンドカラーシャツに黒地緩いサイズ感のシェフパンツを合わせ同色のスポーツサンダルとラフな装い以て通り掛かるは静けさ纏う穏やかな海が在る場。頭上の濃紺に溶け滲む様なそれを瞳に宿し思案する如く呼気を薄く一つ流すなら徐ろに砂浜に続く階段を降り、程無く砂を踏み緩慢な足取り波打ち際に沿って歩を進め時折頬を撫ぜる生暖かな風にのんびりと夜空を見上げれば身に入っていた無意識下の力を深呼吸をする事で抜く次ぎ、不意に落とした視線の先に認めた足元のシーグラスに歩みを止めその場に屈んで指先用い拾い上げ)>入室


★松井 恋
じゃ、帰るか(暫くのんびりと過ごしていたが、ざあ、と波か風か知れない大きな音が耳に届けば緩く息を吐いて。リードを軽く引っ張りながら立ち上がれば同じく立ち上がった愛犬と共に、ゆったりとした足取りで帰路に就いて)>退室


★松井 恋
(白い無地のTシャツに黒いジャージ、同色のシャワーサンダルを鳴らして向かうのは人気の少ない海岸で、手首に通した赤いリードの先、ぷりぷりと尻尾を振りながら闊歩するのは愛犬で。砂浜へと続く階段に腰を下ろせばくわ、と欠伸を零して、数メートル先に座り込む愛犬は日中の熱を帯びた砂が心地よさそうでぼんやりと暗い海を見詰めていて)>入室


★水島 環
(堤防に腰かけ二人仲良く並んで打ち上げ花火を眺め恋人が焼いたたこ焼きをご馳走になった日の事は昨日の事のように鮮明に瞼の裏に焼き付いて離れない思い出。快い声が返されると花火をみた時よりも嬉々として笑顔を咲かせ、気が早くも恋人と過ごす明日の予定まで約束を取り付けて。お互いが手にした花火は恋人のものは白と赤い火花が綿毛のようにチリチリ、パチパチと音を立てて夜の海岸を照らし、自分が手にした花火もまた緑、黄色、白の大粒の火花を散らしていて。手にした花火の命は短く終えてはまた残りの花火を盛大に灯して華やかな灯りを楽しみ、全て遊び終えてはゴミ袋にまとめたゴミとバケツを手に空く手と手を繋いで小声ながら談笑をかわして住処へ向かい)じゃ、明日作ろうよ、たこ焼き。決まり。……俺が離さないけどね。>退室


★信楽 燕
ふふっ、懐かしいな。たこ焼きならいつでも焼いてやるよ。…俺?そう、かな………まあ、離れはしないけどさ。(恋人のいう自分の焼いたたこ焼き、あの時はまだ付き合っていなかったなと思い出しては懐かしいと恋人と同じように表情緩め。恋人の甘えに応えては自分をナンパするような人物を思い描けず首を傾げてしまうが離れるつもりはないと身を寄せて。その後も一緒に一通り花火を楽しめば後片付けも仲良く一緒に済ませ帰り道は来た時よりも寄り添うように距離を近付けているだろうか)>退室


★水島 環
また、燕が焼いたたこ焼きも食える?…俺、出店で一番好きなのは燕が焼いたたこ焼き。俺が?燕はそうやってさ、自分の事となると途端にガードが甘くなるよな。俺より燕だよ。ナンパされて困ってる顔が思い浮かぶし。…燕こそ俺から離れるなよ。(恋人と夏らしい和装に身を包み賑やかな喧騒を掻き分けて出店を回ったりと楽しかった記憶を呼び覚まし口元を緩めて無意識に甘える形になるだろうか、屋台で恋人が焼くたこ焼きの香ばしさを思い、声を返していき。しかし恋人の思いがけない台詞が聴こえると時を止めるは刹那、ふっと数秒遅れの笑みを唇から溢すと赤と白の花火を選んだ恋人へボディガードが必要なのは老若男女に好かれる魅力を持つ、純粋で優しい恋人の方だと青と緑の花火を手にして答えて。ロウソクに花火の先端を近づけて着火し、夜空に円を描いて落書きをして花火と恋人の表情を見つめて)



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