1 Remembrance.

Witch's Profile

〜the Otherside Possible〜

戯れと、感触を確かめる為の足踏み。(お借りするの…じゃよ。/用務員室より

;さすがに字数制限は予想してなかったな。練度不足
20 4.
部屋の中を見回せば…いたいた。黒光りするという話のやつ。私も見るのは初めてだ。

かさかさ、と這い回って…隅のほうに入り込んだ。ここからではよく見えない。

ざっと見回してみたが。糧食の類に被害は無いようだ。ぱっと見た感じ、
奴の存在で部屋が汚れた様子もない。
…撃退しようとすれば、とんだ騒ぎになる事は間違いないだろうが。

…私も眠いしな。"風"に別れを告げる。


「…エミーリア。聞こえるか」

『は、はいっ!ラウラさんっ。…それで、どうでしたか?』

「状況を確認した。対象は台所の隅に逃走。内部の目視における視認は困難。
…私の献歌(ヨイク)にも限界があるしな。とりあえず、そこまでで止めておいた」

『そ、それで…わたしは、どうしたら…いいんでしょうか』

「現状での敵性勢力の排除は困難と判断。現状を維持されたし」

『…へっ?』

「…私も眠いんだ。荷物運んだばかりだし。そこも、そんなに寒くはないんだろう。
この国の諺で言うらしいじゃないか。…"住めば都"って」

『あ、あのぅ…ラウラ、さん…っ?』

「朝焼けが見えたら迎えに行ってやるから。…おやすみ」
21 5.
電話を切る。引き伸ばすと、長引いて面倒になるのは目に見えてる。いや、耳か。

置いておいた相棒に、火を点す。月夜はいい。静かで。

…まあ、たまには賑やかなのもいいものだが。

想いながら、パイプをくゆらす。上がった煙の円が、こちらを見下ろす満月に重なった。


静かな夜だ。眠るにはいいだろう。…そのうち、朝になる。それまでに、良策のひとつも思い浮かんでいればいいんだが。

〜Fin〜
22 …あふたーうぉーど。
(夜に視えるとかどうとか、気にする程でもなかったかなー…/明かり点いてるかもだし。まあ、いいのだ。大した事じゃない。挑戦する事が大事
23 ……あふたーうぉーど。
(そう言えば、部屋の中まで入れたんかな。…魔法の持続時間が切れたことにしておこう。そうしよう。入り込めないものもある