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▼過去ログ176
2020/5/1 22:31

★樋好 征司郎
(ベッドに投げたその身が程よい柔らかさのマットレスに吸い込まれるかのように、気が付けばうつらうつらと徐々に意識を手放し始めて。ふと、やけに大きく聞こえた風の音に瞳を開ければ思い出したように携帯を確認して。学院の掲示板に目を通せば小さく鼻を鳴らして、先の服装のまま首から下げたタオルにサンダルというラフな格好で門を開けて相手の眼前に現れようか)……、久しぶり、だな。(久しぶりに視界に収めた相手に心が暖かくなるような感覚、それよりも上回る気恥しさと突然呼び立てた申し訳なさにぎこちなく言葉をかけ。招き入れるように相手を門、それから自宅へと通せば部屋までの道中の話題は相手に送ったメッセージへの言い訳で)……、勘違いすんなよ、俺は別にそういう意味で言ったわけじゃねえからな(返す言葉も苦し紛れに中身の無いもので、開けた扉の先は間接照明に淡く照らされた自室、顎をしゃくってソファーを指せば自らはベッドの上に腰掛けて)まあ、適当に座れよ
5/1 22:31

★知羽 麻璃於
(オーバーサイズの白地Tシャツの上に柔らかな素材感で薄い色味のビッグシルエットデニムジャケットを浅く羽織り、黒地スキニーを穿いた足許は白地ハイカットスニーカーを。黒のボディバッグを前掛けにし片手に大きめなショップバッグを携え自宅を出て向かうは想い寄せる相手の元。事前に風呂を済ませ温まった身を時折撫ぜる風を心地好く感じつ住宅街を進み軈て見知った家を目前にポケットから携帯取り出し学院の掲示板に改めて目を通し手早く到着の連絡を入れた頃には門の前に辿り着いていて)>入室
5/1 22:20

★樋好 征司郎
(黒い無地のTシャツに同色のジャージは部屋着、それをタイトめに着て。シャワーを浴びてすぐなればふんわりと香る甘いボディソープの香り、髪はまだ濡れていてフェイスタオルを被って部屋に戻って。手持ち無沙汰にベッドに寝転がれば、それでもしきりに携帯は確認していて。そこに響いた家政婦のノックの音にベッドから体を起こせば、扉を開けて。その手にはサンドイッチ、ミネラルウォーターが2人分乗ったトレーが、それを受け取って礼を言えば、おやすみ、と就寝の挨拶を投げかけて見送り、また一人の部屋でベッドに体を投げて)>入室

【海沿いの閑静な住宅街、少しずつ木々など緑が増えてきた奥まった所に聳えるは僅かに苔むした竹垣、木造の重厚な門には木の札に書かれた草書の「樋好」の文字。そこを潜れば広がる舗装された庭、車が数台収納されたガレージと明治時代を彷彿とされる洋館のような離れ、門と正体するように正面に聳え立つ日本家屋。広々とした玄関には置物や賞状などが飾られており、その奥の階段を上がれば廊下、その奥の一室が自分の部屋で。ベランダ付きの一室は広さの割にものは少なく、窓際のベッド、中央のラグとガラステーブル、それを挟むように対面するラックに乗ったテレビと黒い革のソファ、端にはデスクと本棚が、自分が普段身につけている香水の香りが、部屋全体にふんわりと漂っていて。】
5/1 22:08

★樋好 征司郎
ゴンドラ内、漸くと落ち着いては今更のように湧き上がる気恥しさも以前のように突っ撥ねる余裕はなく、認めてしまえばこの距離、そして相手が視界に入ることすらも鼓動を早める要因となることがまた煩わしくて、同時に悔しく。それでも、その後の会話はぎこちなさを孕みつつも幾分かは素直になるはずで。その後地上に降り立った自分の体には不思議な浮遊感が残っていて、その訳を考える事は敢えてせずに照れながら緩く笑って漸くと相手を視界に入れることが出来よう)……、こんなみっともないところ見られるの、耐えらんねえ。無理。(それでもすぐに視線を逸らしてしまえば相手に背を向けてふらりと歩を進め、その後は我儘にもプランニングは全て相手任せ、まだ他のアトラクションを楽しむも、食事を摂るも、海沿いのエリアで夜景を見るも、そのまま帰るも、何れにしても今までのような軽口の応酬は、少なくとも自分からは仕掛けることはなく、そしてどのルートを辿っても都度喜びを淡く表情に携えていよう。タクシーに乗っての帰り際、最初こそぼんやりと車窓を眺めていたが気が付けばふわりと船を漕ぐ始末、段差やカーブの反動か緩く相手の方に体を預ける形となろう。自宅、或いは最初の待ち合わせ場所へと辿り着けば降り立った夜の空気は冷たく刺さるようで小さく鼻を啜り。別れ際、漸くといつもの自分を保つ理性が戻るなら、照れたように視線を逸らしながらもいつもの悪戯な笑みを唇に乗せて先の約束を口にし、ひらりと手を振って自宅へと向かおう)……、今日のはあれだ、まあ、楽しかった。次の飲み、ビビって逃げたりすんなよな。じゃあ、またな、知羽>退室
10/19 0:23

★樋好 征司郎
なんで、お前なんかに一喜一憂しなきゃなんねえんだよ、アホ、ふざけんな。……、なんで俺はお前のことわからんのに、お前は俺のことなんでも知っとるんじゃ。……、また俺を、こがあな気持ちにさせたら許さんけえ。あそばんゆう約束も、破ったぶん殴る。……俺をこがあな風にした責任、取らせたるけえ。(乱れた心に動揺は隠せずに、包み込むような言葉を紡ぐ相手とは裏腹に不安げに下げた眉と色を湛えた瞳で相手に縋りながら返す言葉は暴言と方言が入り乱れたもの。悔しげに唇を噛み締めながら、ずるりと脱力したままに相手の胸元に額を預けるように倒れ込むことは叶うか。その体勢のままに籠った声で、脅しまがいの言葉を紡ぐは絆されている故、しかしどうしても素直な二文字は口に出来ずに終わるはずで。途中に受け止められても顔を上げることはなく、ただ黙って呼気を整えようとして。そのまま抱き込まれてしまうなら抵抗することはなく、相手の肩口は依然零れた涙に濡れてしまうか。ぼやけた視界の奥からは先に通ってきたであろう街並みの明かりが、万華鏡のように輝いていて。恐る恐ると持ち上げた両の手は背中には回さずに、幼子が母親に縋るように相手の上腕辺りの衣服を握っていて。→
10/19 0:22

★知羽 麻璃於
(伝わる様にと嘘偽りの無い心情を切に吐露し眼差しに宿る彼の瞳の色を覗き焦がれ止まぬ想いを紡ぐ最中、不意に目尻から溢れ零れる涙を目の当たりにして仕舞えば殊更に感情は揺さぶられるのは必然と切な気に微かに眉を寄せ双眸を細め。然しながら煩い程に高鳴りを湛え痛む胸中を押して何とか最後迄押し出した言葉、目許に触れた指が濡れる感覚にそっと拭う様に指先を這わせその涙を慈しみ)……、…大丈夫だから。俺が全部受け止めるから。ひよの全部受け止めるから。どんなひよだって好きだよ。だから、ひよには俺の気持ち受け取って欲しいし、俺もひよの気持ちちゃんと受け取りたい。俺の事好きだってもう分かってんだろ。…こんなひよ見たらもう離したくねえし、誰にも渡したくねえ。離さないし渡さない。(肩に乗る手に抗う事なく身を委ねて心の奥底を覗かれて居る様なその眼差しに射抜かれるなら逸らす事など出来る筈も無く、真っ直ぐと想いを注ぐ様に見詰め続け自問自答にも聞こえる言葉に穏やかながら何処か必死さ窺える声色を晒し、愛おしくて堪らないと瞳で愬え掛けては際限の無い独占欲を露わに堪らずと頬に触れて居る手を後頭部に滑らせ自身の方へと引き寄せもう片方の手を背に回し抱き寄せようか。そうしている内にゴンドラは頂上へと辿り着いて居て)
10/18 23:51

★樋好 征司郎
(久しぶりの観覧車への興奮や幼い頃の話題など、他愛ない会話で盛り上がっていたのも過ぎた刻、戸惑いを包み隠さず、それでも辿々しく打ち明けてからは神妙な空気がゴンドラの中を包もう。俯きその空気に沈んでいたところに差し込まれた相手の指先には思わず肩を震わせて、それでも何故かその暖かい掌が、眼前の穏やかな空気を纏う相手が、自分の中を切迫する得体の知れない焦燥感を拭ってくれる存在だろうとの確信は心の奥深くに潜んでいて。相手が紡ぐ言葉はその独特の声の波長を鼓膜が拾って脳へと、注がれる瞳の奥の揺らぎすら見えるような、どこか心ここに在らずな状況はぼんやりと相手の瞳を見返す自分のそれから伝わるだろうか。そんな中でも相手の思いは言葉の持つ意味以上に聴覚や視覚へと訴えかけてくるようで、同時に相手が繰り返し紡ぐ単語は無意識下で胸中の凝りを解きほぐすようにじんわりと、そして暖かく広がっていって。漸くとその感情に気付くと目尻から一筋溢れる雫、その間にも相手が重ねる問いはまさに自分が相手に問いたかった事柄で、じんわりと滲む視界、恐らく相手が伸ばした指先を滴った温い雫が濡らすだろうか。乱れる感情は自分で認めることが出来た安堵と“負けた”のは自分だったと気付いた悔しさ、解いた手で縋るように相手の両肩を掴む事が叶えば、焦点は相手の瞳ではなくその奥を覗き込むように、相手への返答と言うよりは自分に語りかけるように戸惑いを含んだ声色で相手の重ねるその言葉を口にして)…………、す、き。好き、だと。俺が、お前を。好きなんて。違う、俺が。嫌だ、違う。
10/18 23:09


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