校内用 フリー茶室

▼過去ログ337
2018/7/6 2:56

★水島 環
(相手の声を聞けば口元を緩く持ち上げて「はいはい」とばかり悪びれる意識なく、了解の意を示して頷き。然しながら耳に留まったあの声は矜持をかけた強がりにしか聞こえなかった事など決して本人に伝える事はないだろう。その声に答えるは温和ながら少しばかり試すかのよう意地悪な物言いになろうか)そっか、良かった。もう治っているなら行けるな、水族館。…了解。そんなこといわなくたっていつも上手く先生できてるよ、授業で見てるから。…それじゃ帰ります。先生もあまり遅くまで残らないでちゃんと帰って寝なよ。(相手の快い申し出には遠慮なく頷き、職員玄関から帰る事を宣言すると寝不足という相手を気に掛けながら浅く一礼を送って学校を後にして行き)>退室
7/6 2:56

★奥閑月
いつもは、もっと平気なんだ。とっくの昔に、治ってる。
(相手の言葉が穏やかであればあるだけ、自分の情けなさが露呈する気がしてしまう。解放されている、という答えのはずだったが、妙なところばかり見られている彼には、言い訳がましく聞こえただろうか。相手の申し出に小さく苦笑し、首を横に振り)
玄関まで送るよ。今日は、先生をするのが下手だから送ってあげられない。ごめんね、気をつけて帰って。
(未だ右手を隠すブランケットはそのまま。教師であるというプライドでなんとか踏みとどまっている。口調は穏やかに彼に断りを告げれば、宣言通り職員玄関まで送るだろう)
……今日のことは忘れてほしい。なんか連続でダメな時に会っちゃってるから、次くらいは普通に先生できてるときに会えるといいんだけど。
(別れ際、図々しいとは思いつつ希望を伝えれば、心配ではあるため彼の背中を見送るつもり)
7/6 2:35

★水島 環
(相手の両耳にはイヤホンを付けていた事に遅れて気づくも、相手には音楽とこちらの声の違いは一目瞭然だろうか。苦手なものがあったとして、それが大人でも子供でも何ら不思議な事ではないと飲み込むも相手の声がどこか雨に怯える右手と重なり。お仕舞いとばかりにイヤホンを返され背中を向ける相手に遠慮なく思うがままの声を投げかけ)…なるほどね。苦手な物があるのは男も女も、大人も子供も関係ない。好きになろうとしなくてもいい。…ただ、そういうものから先生が、早く解放される日が来たらいいと願ってる。(代り映えしない平坦な穏やかな声で言葉を紡げば、ふと窓の外の雨はいつしか止んでおり。恐らく学生専用の出口が施錠されている筈、相手の隣に座り込み倒れた本の回収を手伝いつつ、共に職員玄関から帰れるように願い出て)先生。職員玄関から俺も帰るからさ。一緒に帰ろ?
7/6 2:19

★奥閑月
…おおきいガラスがこわい…。あれがガラスじゃないって、頭ではわかってても、だめだった。場所柄水族館って、そういうのばかりだろ。逃げた先にもあって、逃げ場がなくて、……。
(相手の声と、イヤホンからの音楽が混ざる。聞こえているようで聞こえていない状態で、ぽつぽつと言葉を繋いでいくも、やがて言葉を途切れさせれば左手で顔を覆って大きくため息をひとつ。彼に聞かせるべき話ではなかったが、気づくのがやや遅かった)
……なんてね。もう大丈夫、ありがとう。この前に続いて変なところ見せたな。
(自分に舌打ちをしたくなりつつ、ごまかしながらイヤホンを外す。今更ではあるが、彼が詮索を好むタイプには思えない。おそらく納得するはずと、外したイヤホンを彼に差し出して。受け取れば背を向けて、先程崩した教材の山を再度積み直そうか)
7/6 1:54

★水島 環
(されるが侭のしおらしく大人しい相手は己にとっては雨音のように心地よい空間の一つとなっており、相手の耳に喜ぶものを与えては子供に薬を飲ませたかのような細やかな安堵感に包まれ呑気に手遊びしていていた最中。うまく笑えない相手を気にする事なく見つめては外に視線を移した時、相手の思わぬカミングアウトに「え」と一音を漏らし、失礼にも悪気無く短くも軽やかに笑い声を溢して隣に視線を落とし)え?……ははっ。そうだったんだ。で、苦手な理由は何?
7/6 1:37

★奥閑月
(イヤホンまで付けてくれる相手。そこまでしなくていいと言わなくてはと思うのに、思うように唇は動かず、されるがままで。流れ始めた体に馴染む音で、一気に体の緊張がとける。こわばっていた心音が、音楽に合わせて徐々に通常の速度を取り戻す感覚に、ふ、と小さく吐息をこぼして。相手の動作は、ヴァイオリンを奏でる真似だろうか。柔らかな笑みに微笑みを返そうとするも、表情筋はいつにもましてうまく動かず、結局顔を伏せると、ぽつりと唇を開き)
……俺、本当は、水族館ダメなんだ。一度行って気分が悪くなって以来、一回も行ってない。
7/6 1:23


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