管理人の独り言

過去ログ145 2012/2/24 0:50

▼真鍋周平
備忘録 その22
スペイン広場に到着すると
まずは広場から教会に続く長い階段を上り
広場を一望した.

ちょうど一日の終わりで暗くなる時間帯だったので
通りのイルミネーションが綺麗に見えた.
流石,高級ショッピングストリートだけあって飾りに余念がない.

ショッピングストリートとは
当たり前であるがスリにとっては
これ以上のチャンスはない場所となる.

投げると変形して地面に張り付き音が鳴る
豚の形のスーパーボールや
ゼンマイ仕掛けの馬の人形を売る
怪しい路商をあちこちで見かけたし

明らかに盗品か偽物と思われる
ブランド品を路地に並べて売っている
若い黒人男性のグループもよく見かけた.

>>>>>>

せっかく名だたるブランド品の並ぶ
ショッピングストリートに来ているのだから
何か買って帰ろうかと何件か店を回った.

嫁はブランド品にはほとんど興味がなく
私が興味があったのはエルメスのマフラーとスカーフくらいで
何件か回ってお目当ての商品が無かったため退散した.

中には入らなかったが
ルイビトンのショップの凝りかたは面白かった.
ガラスウインドウには大きなソフトクリームのオブジェが置かれ
中の階段はイルミネーションになり
様々な模様の映像を映し出していた.

日本でも有名なブランド店には
日本人観光客が多く,日本語の会話が多く聞こえた.

イタリアでショッピングをする際は店員に声をかけて
一緒に商品を見ながら選ぶのが基本であり
勝手に商品に触る行為はマナー違反とされているが
そんなことはお構いなしにあれこれとバッグを選んでいたので
そばで見ていてハラハラした.

初日は「様子見」ということで
夜も遅かったので,ほどほどにして地下鉄に向かった.
2/24(金)0:50

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その21
一通りの観光を終えたので
最後にスペイン広場へショッピングに向かう.
途中,ベネチアグラスの店によったり,
カフェによってトイレを済ませたりと寄り道をしながら
地図を北上しスペイン広場へ向かった.

途中,イタリア国旗の電飾が頭上にずーっと
飾れられた通りを歩き,スペイン広場に到着した.

スペイン広場は映画「ローマの休日」に登場する観光名所らしいのだが,
私はこの映画を見たことがなかったため特別な感慨はなく,
ただ単に買い物をするために寄っただけだった.

広場の中央には船の形をした噴水がある.
広場から教会に続く長い階段を背にして
正面のコンドッティ通りがプラダやグッチといった
店に入りることさえ躊躇われる有名ブランドの並ぶ
「ウインドウショッピング」通りになっている.
(実際には日本ではあまり見かけないような
お手頃価格の小物商品も売っているので
店に入ってみる価値はある)

右手のバブイーノ通りがアルマーニやミュウミュウ,ジーゼルなどのある
まあまだ買い物のできる範囲のブランド品が並ぶ通りになっている.

基本的にコンドッティ通りをメインとして
広場から離れれば離れるほど低価格の店になっており
日本で行なった事前調査の結果と比較しても
イタリアが地元のブランドは割安感があり,グッズの種類も豊富であった.
2/23(木)0:20

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その20
パンテオンを出た後は
時折見かける看板の案内に従いながら
トレビの泉に向かう.

しばらく歩くと街角に賑やかな一角があり
更に近づいてみると突然巨大な泉に当たった.
(ちょうど泉の背後から出てくるルートで近づいていたらしい)

トレビの泉は噴水というよりは
建物の前に並んだ彫刻から水が湧き出している
まさに「泉」である.
石像の間から滾滾と途切れることなく水が湧き出ている.

何体も巨大な像が見えるが
よく見ると像には切れ目が見え
いくつかの石の彫刻を重ねて長い時間をかけて
大きな像を作ったことが伺える.

周りには多くの観光客がいて,写真を撮るのも一苦労である.
スリらしい男や,ボディーペイントをしたパフォーマー,
見ていてハラハラするほどイチャつくカップル,
ありとあらゆる人種の観光客がいる.

こうした,「人が集まってくる場所」を後世に残した
昔のローマ人は本当に素晴らしいと思う.

日本も公共事業を必要悪とするのなら,こうした
後世の人々が喜ぶものを作って残してほしい.
使われない道路や橋,鉄道を借金してまで残すのではなく
世界中の人々が集まってくれるような文化物を街中に作ることに
お金を使ってほしいものだ.その方が住んでいても楽しいと思う.

トレビの泉ではコインを
・1枚投げればまたローマに来られる、
・2枚だと好きな人と一生一緒にいられる、
・3枚だと嫌いな夫や妻と別れられる
というおまじないがあるらしい.

財布を見るとコインが一枚しか無かったため
2人で同時に一つのコイン後ろ向きに投げ
「また,ローマに来られるように」と願った.
2/21(火)0:16

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その19
パンテオンの内部に入ると
円形のドームの中をぐるーっと一周して
中央正面に見える祭壇前のベンチに座って休んだ.
朝からずっと徒歩で移動で疲れていた.

パンテオンは古代コンクリートの土台に
半球形のドームが載った構造になっている.
壁面の厚さは6mでドーム上部は凝灰岩と軽石でできており厚さは1.5mらしい.

土台のコンクリートの厚さは入口の構造からも推察される.
建設当時(およそ2000年前)の姿をそのまま残しているといわれる
鉄製の大きな門が貫通しているドームの厚さを見ると
確かに土台の壁面の厚さが6m程度あることが分かる.

天井にはぽっかりと大きな穴(オクルス)が空いている.
穴の真下に立ち入り禁止ロープが貼られていることからも
この穴が空まで貫通していることが分かる.

この穴は採光部として準備されたもので
電気のない時代にドーム内を明るくするための
古代ローマ人の知恵がうかがえる.
この穴のおかげでドーム内は自然の採光による
優しい明るさで満たされており,神秘的で穏やかな雰囲気を感じる.

ベンチに座りぼーっと天井の穴を見上げ
2000年の時間の経過を感じながら休憩した.

体中の疲労が溶けて穴の中に吸い込まれていくような感覚があった.
ローマで歩き疲れた観光客を癒す
今流行りのパワースポット的な場所だなと思った.
2/19(日)11:26

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その18
〜パンテオン〜

途中の案内板も参考にしながら
なんとかパンテオンに到着する.

最初にチケット売り場を探してウロウロしたが
まさかの無料で入場できるとは思わなかった.

パンテオンはもともとローマ皇帝を奉ることを
目的に作られたものなのだが
中にはなぜかローマ皇帝の墓はなく
ラファエロやエマヌエーレ2世の墓がある.

エマヌエーレ2世は
記念堂といい,この墓といい
本当にローマの町にその偉業を示す建物を多く残している.

パリではアンヴァリッドと呼ばれる
巨大な施設にナポレオンの墓があり
ヨーロッパの人々は初に祖国を統一した人を
敬意を持って祀り上げる文化なのだなと感じた.

それに比べて日本は
「家康の墓ってどこにあるんだっけ?」というレベル.
調べてみたが墓はあることにはあるが
エマヌエーレ2世やナポレオンのものと比べると
随分と寂しく,故人への敬意もあまり感じない.

ラファエロの墓は棺が剥き出しで見えていたが
中には土葬された亡骸がそのまま入っているのだろうか?
少し不思議な感じがした.
2/18(土)19:59

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