管理人の独り言

過去ログ159 2012/4/20 0:12

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その80
<2階>

・ナポレオン一世の載冠式

これも社会の教科書で見た覚えのある絵で
ノートルダム大聖堂で行われた
ナポレオン1世の戴冠式(即位式)の様子を描いている.

皇帝になったナポレオンがローマ教皇から冠を取り上げて
自分で冠を被った後に妃ジョゼフィーヌにも
冠を被せようとするシーンである.

大塚国際美術館でレプリカを見たときにも思ったことだが
この絵はとにかく「でかい」.
大きさは6.3m×9.7mでありルーブル所蔵の作品では2番目に大きい.
(一番大きいのは6.7m×9.9mの「カナの婚宴」である)

大きい絵でありながら写実的に人物や衣装が細部まで描かれているため
遠くから離れて見ると当時ノートルダム大聖堂で行われた
戴冠式の様子をありありと感じ取ることができる.

前日にノートルダム大聖堂に行った後だったので
「あそこにこんな沢山の人が入るのかな?」と
素朴な疑問を感じたが・・・.

・民衆を導く自由の女神

ドラクロワの作品で1830年に起きたフランス7月革命を主題としたものである.
これもほとんどの人が教科書等で見たことのある絵だと思う.

何も知らない人が見ても「これは革命の様子を描いた絵なのだろう」と
直感的に理解できる絵だと思う.

この絵は「革命の理念」を「女神と大衆の対比」によって
うまく表現できていると思う.

超人的で神秘的な存在(女神)が現れて
体制に不満を持つ民衆を扇動し蜂起する様子は,
まさしく革命のワンシーンである.

>>>

絵をよく観察すると女神の腰の高さのラインに
絵全体を折り曲げると入るような折り目の線が入っている.
・昔の輸送中についた
・経年劣化の産物,または補修時に残ってしまった
・昔は大きな紙を作る技術が無かったので後から貼り合わせた
などなど色々と考察したのだが結局,理由は分からなかった.

意外と存在感のない絵なので(絵全体は暗い色使いなので)
ボーっと美術館を歩いていると,ついつい見逃してしまう.
私も一度前を通り過ぎてしまい,もう一回フロア戻ってから絵を確認した.
4/20(金)0:12

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その80
<2階>

・ナポレオン一世の載冠式

これも社会の教科書で見た覚えのある絵で
ノートルダム大聖堂で行われた
ナポレオン1世の戴冠式(即位式)の様子を描いている.

皇帝になったナポレオンがローマ教皇から冠を取り上げて
自分で冠を被った後に妃ジョゼフィーヌにも
冠を被せようとするシーンである.

大塚国際美術館でレプリカを見たときにも思ったことだが
この絵はとにかく「でかい」.
大きさ6.3m×9.7mでルーブル所蔵の作品では2番目に大きい.
(一番大きいのは6.7m×9.9mの「カナの婚宴」である)

大きい絵でありながら写実的に人物や衣装が細部まで描かれているため
遠くから離れて見ると当時ノートルダム大聖堂で行われた
戴冠式の様子を現実感を持って感じ取ることができる.

前日にノートルダム大聖堂に行った後だったので
「あそこにこんな沢山の人が入るのかな?」と
素朴な疑問を感じたが

・民衆を導く自由の女神

ドラクロワの作品で1830年に起きたフランス7月革命を主題としたものである.
これもほとんどの人が教科書等で見たことのある絵だと思う.
何も知らない人が見ても「これは革命の様子を描いた絵なのだろう」と
直感的に理解できる絵だと思う.

この絵は様々な「革命の理念」を「女神と大衆の対比」によって
うまく表現できていると思う.
超人的で神秘的な存在(女神)が現れて体制に不満を持つ民衆を扇動し
蜂起する様子は,まさしく革命のワンシーンである.

絵をよく観察すると女神の腰の高さのラインに
絵全体を折り曲げると入るような折り目の線が入っている.
・昔の輸送中についた
・経年劣化の産物,または補修時に残ってしまった
・昔は大きな紙を作る技術が無かったので後から貼り合わせた
などなど色々と考察したのだが結局,理由は分からなかった.

意外と存在感のない絵なので(絵全体は暗い色使いなので)
ボーっと美術館を歩いていると,ついつい見逃してしまう.
私も一度前を通り過ぎてしまい,もう一回フロア戻ってから絵を確認した.
4/20(金)0:06

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その79
<2階>

・サモトラケのニケ

ミロのヴィーナスに比べて知名度は低いが
サモトラケのニケの彫像は見事であった.

サモトラケのニケは両腕と顔が無く
肩には天使のように翼がついている勝利の女神の彫像である.
普通の真っ白な石像とは違い,石像らしい少し茶色がかった色をしているため
いかにも「発掘された」という雰囲気を感じる.

ルーブル美術館内では『ダリュの階段踊り場』と呼ばれる
階段の踊り場に飾られており
船の形をした石台に乗せた状態で展示されている.

この彫刻は真上にあるガラスの天窓から降り注がれる光りの効果と
今にも羽ばたいて飛び立とうするようなポージングの持つ劇的効果とで
力強い躍動感を感じる作品になっており
腰布や翼が細かくリアルに彫り込まれていることから
過去にこうした天使(?)が飛び立とうとする瞬間が
現実に存在したかのような臨場感を感じさせる作品になっている.

思いのほか素晴らしい作品であったので
長い時間をかけて2人で鑑賞した.


・モナリザ

絵そのものよりもその保管方法や周囲の観光客の多さに驚いた.

絵は防弾ガラス付き防犯ケースに収められ
木の板に描かれているためケース内部は湿度,気温ともに管理されている(らしい).
しかもこのケースが光りをアチコチに反射するため絵が見づらい.

そして当然ではあるが絵の周囲にはもの凄い人集りができており
絵の両脇には「スリに注意」の看板が設置されている.
実際にスリが多発する名所としてガイドブックにも紹介されていた.

絵自体は見慣れたモナリザそのもので
いつもと変わらない「モナリザスマイル」をその口に湛えていた.

世界に何万枚もあるであろうモナリザの
オリジナル作品を見てきた.
4/18(水)0:16

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その78
<1階>

・ハムラビ法典

約4000年前にバビロニアの王ハムラビが発布した法典である.
石柱に楔形文字で彫られた法典であり
完全なかたちで残る世界で2番目に古い法典とされている.
「目には目を、歯には歯を」の記述で有名.

中学生の頃に教科書に写真が載っていたことを覚えている.
こんな所でオリジナルに遭遇するとは思わなかった.

以外と小さな石碑で,私と同じくらいの高さだった.
表面はツルツルして黒光りしている.
そこに,想像していたものよりもずっと細かい文字で法典が書かれていた.
こんなに細かい文字が4000年も風化せずに残るとは驚きである.

・ミロのヴィーナス

ルーブルの目玉ともいえる石像である.
壁で仕切られた大きなフロアの中央に展示されており
周囲は観光客で一杯で絶え間なく写真のフラッシュがたかれている.
もしかすると世界で最も多く写真撮影された石像かもしれない.

PCの壁紙用に一枚写真を撮ろうと
周りの観光客が捌けるのをずっと待っていたが
なかなか良いタイミングで撮ることができなかった.

あまりにも写真や映像で見慣れているせいか
特別な石像という感じはしなかったが
本物を直に見ると本当に「絶妙の壊れ方」をしたのだなと思った.
もしかすると完成した後に作者がわざわざ腕を切り取ったのかもしれない.

必要だと思って取り付けた機能を,敢えて大胆に後で無くすと
作品としての完成度がぐっと上がるという話は商品開発の現場でもよくある話だ.

最初は開発者のエゴで何もかも盛り込もうとして多機能になるのだが
最終的にはお客様の一声で必要ない機能をバッサリと切り捨てて
シンプルで「本当に必要なもの」ができる.

ミロのビーナスは美の象徴として讃えられることがあるが
どちらかと言えば少し太った女性の像である.
顔も見る角度によって様々な表情に見える中性的な顔であり
美人というよりは他の石像とよく似た「石像顔」である.
4/16(月)23:30

▼真鍋周平
備忘録 新婚旅行編 その77
宿泊ホテルの食事についても少し記述しておく.
実はホテルの朝食は日本のホテルのものと変わり映えはなく
和食が無い点を除けば,ほぼ同じであった.

旅行から時間が経過して忘れてしまったこともあるが
あまりにも特徴が無かったの朝食については
ほとんど覚えていない.

〜ルーブルへ出発〜

旅行の計画は嫁が立てたのだが
バチカンに行くこととルーブル美術館に行くことは私の強い要望だった.

ホテルから12番線でコンコルド駅まで移動し
そこから1号線でパレ・ロワイヤル・ミュゼ・デュ・ルーブル駅まで移動して降りる.
そこから地下街を歩いていると次第にルーブル美術館の雰囲気が出てきて
いつの間にかルーブル美術館に到着してしまった.

ルーブル美術館は地上に有名な透明ピラミッドがあるが,
実は地下にもそこそこ大きな逆三角のピラミッドがあり
地下鉄から美術館に入るときには,ここでも記念撮影ができる.

一度地上に出ると透明なピラミッドの前でセキュリティーチェックをやっており
チェックが終わるとピラミッドの中を降りて
巨大なエントランスホールに出る.
ここはインフォメーションセンターやチケット売り場にもなっており
日本語で書かれた館内案内図をここでもらうことができる.

エントランスホールから階段を上がった一段上のフロア(半地下)には
お土産や食事のショップが設けられており
四方八方にチケットをかざして入る美術館の入口が設けられている.
いずれも人でごった返しており賑やかな雰囲気を感じる.

このピラミッド→エントランスホールの構造は実に見事で
「いよいよルーブル美術館に来たぞ!」という興奮を感じた.
多くの観光客が最初に興奮を感じる場所だろう.

とりあえず事前に決めておいた作品と
館内案内図で紹介されているお勧め展示品を見て回ろうと2人で相談して決めた.
結局は最初に決めた作品を見て回るだけで一日が終わってしまったが
他にも多くの作品があることを考えると,もう一度行きたいなと思う.
4/15(日)12:06

160158

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