海岸

▼過去ログ1320
2020/12/3 20:14

★白井 一誠
愛されてるな、メンマ。(歯切れの悪い返事に続き無理矢理にでも自分を納得させようと己に言い聞かせている相手の様子に笑みを溢せば愛犬の様子を思い浮かべ、ぶっきらぼうながらも何処か愛嬌のある様子が目の前の青年に似ているなと更に笑みを深めて。)…そ、れはモノの例え。(相手の問いかけに慌てて手を振り否定するも慌てる様子がまるで真実であると物語っているようで一度咳払いをした後、自宅は自室がなく隠す場所がないと冗談めかして。)…こっちは別の店のやつ。(一つ手に取り両手で半分に割れば湯気と共に醤油の効いた甘塩っぱい香りが立ち上り、片方に齧り付きつつももう半分を相手の方へと差し出して。)


★松井 恋
ぜってえ美味いっすよこれ。ん、それは…、まあ、これのお礼だと思えば…(意識は完全に食欲が占めていたが、愛犬を匿うと聞けば唇を尖らせ歯切れ悪く、それでもと中華まんを対価にと自分自身に言い訳をするように呟いて)……って、いや、なんか可愛いなって。…、これ、なにまんすか。(小突かれた額を擦りながら相手の喩えに笑みを零せばエロ本なんて買うんすか、と揶揄うように尋ねて。相手の言葉を受けて手を伸ばしたのは角煮まん、早速と頬張ればはふはふ、と白い息を漏らしながらも美味しそうに食べ進めて)じゃあ、これ。いただきます…………、っふ、まい


★白井 一誠
角煮まんなんて匂いやべぇからな…ふは、怒って家出したら俺んちで匿ってやるよ。(愛犬に怒られている相手の姿を想像すれば自然と笑みが溢れ、堪らず息を漏らせば家出した愛犬を匿う事を約束し。大人しく此方の説明を聞く様子を横目にどの中華まんよりも一回り程大きい中華まんを指差して。)…店員がさ、すげぇ目で見てたよ。いくつも中華まん買ってさ、その後コレ買ったもんだから……(まるでエロ本を他の本でカモフラージュしながら購入したかの様な何とも言えない嫌な空気だったと続けては眉を寄せつつも購入している様子を思い笑を浮かべる相手の額を指で突いて。)…好きなのから食っていいぞ。


★松井 恋
そうっすね。帰って俺が怒られるやつっす(相手に釣られるように悪い笑みを作って見せれば、不貞腐れた愛犬の顔を思い出して苦笑して。いつもの無表情ながらその瞳は興味津々と中華まんに注がれ、相手の説明にうんうんと耳を傾けて)好きっす、めっちゃ。あー極限まで腹減ってるっすわ。……、これを、白井さんが買ったんすね(鼻腔を擽る食欲をそそる香りに腹をさすれば、相手の手元に視線を遣るとそこに認めたのは可愛らしいパンダまん。ふとその手元とそれを手にする彼を視界に収めれば、小さく笑いを零してそう言って)


★白井 一誠
匂いは無理だな、今からすげぇ良い匂いつけて帰るから。(相手の言葉に首を振り悪い笑みをこぼしながら人間の匂いよりも食べ物の匂いに反応するだろうと並べた中華まんを指差して。)…ピザまんだろ、これが肉まん、こっちが餡まん、んでこれが角煮まん、これが…チョコレート入ってんだと。甘いの平気か?(肩を叩かれ相手が喜んでいるのを感じれば、その行為を嫌がるでもなく嬉しそうに表情を緩め、購入品の説明をしながら包みをむけば包みからは湯気と共にふわりと独特な甘い香りが漂い白く丸い中華まんではなく手のひらサイズの可愛らしいパンダが顔を出して。)


★松井 恋
言っとくっす。なんなら帰って匂いでバレるかもっすね(相手の言葉を聞けば小さく苦笑して、それでも要件はさ承知したと、先日随分と相手にしてもらっていた事もあり嗅覚が覚えているだろうと付け足して。相手の言葉よりも眼前の袋を注視する正直さ、ソレからいくつも並べられていく中華まんには思わず笑ってしまいながらも、冗談としてよりはこんな贅沢ができるのかとの喜びの方が大きく)やべえっすね。全然いけるっすよ。……いや、最高っすよ、白井さん。(照れる相手には首を振ってそれを否定して、伸ばした手で相手の肩をぽんぽんと叩きながら賞賛し。借りたタオルを頭に乗せたままどんな味だろうかと、一つ一つをじっくりと見詰めながらもまだ手は伸ばさずに待っていて)


★白井 一誠
メンマが俺恋しさに鳴いたら…そん時また会おうって伝えてくれ。(一度、ましてや短時間しか会っていない自分の事を認識されてる筈もないのだがまるで生き別れた相手にでも伝えるかのような真剣な眼差しで愛犬への伝言を依頼すれば続く相手の言葉にまってましたとばかりにビニール袋を取り出して。)俺もさ。すげぇ腹減ってて……大丈夫、今の俺達なら食える。(湯気で水滴のついたビニール袋から専用の紙に包まれた中華まんを次々と取り出し相手の前へと並べていって。)…コンビニ3軒も梯子してさ、………馬鹿だよな。(ビニール袋から出てきたのは10個の中華まん。濡れたビニール袋はゴミを入れやすいように持ち手を丸め、並ぶ中華まんを見ながら少しばかり興奮気味に色々な味を購入する為にコンビニを梯子した事を告げるも少し恥ずかしくなった様でじわりと頬を染めながら眉を下げて。)


★松井 恋
……あ、しかもメンマ置いてきたっすわ(穏やかな返答を聞いた途端何かを思い出したかのように視線を彼方に投げて、ぼそりと告げるのは相手との約束でもあった愛犬のことで。載せられたタオルに何事かと一瞬瞠目、すぐに意味が分かれば短い礼と共にそれで伝う水滴を拭って。ふと聞こえた言葉と捲れたタオル越しにぶつかる視線、遅れてきた挙句約束の愛犬すら忘れるふてぶてしさにも関わらず、特に冗談のようでもなく答えるは本心だからで)……いいんすか、あざす。めちゃくちゃ減ってるっす



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